今季の活躍に球団からは評価も「自分も満足していない」
北海道日本ハムの清宮幸太郎内野手が29日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季推定年俸1500万円からアップ提示を受けサインした。ルーキーイヤーを振り返り「評価されてうれしく思います」と語った。
高校通算111本塁打の実績を引っ提げて入団したルーキーは春先に限局性腹膜炎で入院するなど出遅れたものの、5月2日に1軍初昇格。ドラフト制後の新人最多記録となるデビューから7試合連続安打をマークした。期待された長打力でも高卒新人としては王貞治(早実→巨人、現福岡ソフトバンク球団会長)に並ぶ7本塁打を放ち、存在感を発揮した。
1年を振り返り、初の契約更改を終えた清宮は「今シーズン、けがなどで迷惑をかけた部分がありましたが、評価されてうれしく思います」と笑顔を見せた。提示された金額についての感想を問われると「予想していなかったので、特にどうと思うことはないです」と語った。
今季の成績には全く満足していない様子。今シーズンは53試合に出場して160打数32安打18打点7本塁打、打率.200と一定の成績残したが「球団からは高卒1年目としては素晴らしい成績と言われましたが、まだまだこんなもんじゃないと思っていると言われました。自分も満足していないので、もっとスケール大きく来季いければいいかなと思います」と来季への飛躍を誓った。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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