東京ヤクルトでの11年間では90試合で32勝26敗
東京ヤクルトから戦力外通告を受けて退団し、育成選手として東北楽天への入団が決まった由規投手が28日、仙台市内で入団会見を行った。「今日契約を終えるまで実感は沸かなかったが、やっと少しずつですが、実感が沸いてきました。どうしても野球をやりたいと決断した中で、地元・仙台の東北楽天イーグルスさんに声をかけていただいて感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。
2007年の高校生ドラフト1位で入団した東京ヤクルトでは、2010年に25試合に先発して12勝をマーク。だが、その後は度重なる故障に苦しみ、今季はわずか7試合登板にとどまった。11年間で90試合に登板し32勝26敗0セーブ、3.66の成績だった。
今季途中に痛みを訴えた右肩については「今は痛みなくキャッチボールができています」と、順調に回復しているという由規。「最初は育成という立場ではありますけど、1日でも早く支配下勝ち取って東北楽天に恩返しできるように頑張ります」と意気込みを語っていた。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)
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