【試合戦評】延長11回に大田選手の一振りで決着。北海道日本ハムが接戦を制し、連勝を飾る

パ・リーグ インサイト

2017.9.27(水) 00:00

昨夜の試合では主砲・T-岡田選手が同点弾を放ち粘りを見せたものの、投手陣が崩れて敗れたオリックス。今日は2015年以来、北海道日本ハム戦で5勝負けなしと相性の良い金子千尋投手がマウンドに上がる。対する北海道日本ハムの先発は今季2勝目を目指す斎藤佑投手。前回登板ではオリックス打線に4回11安打8失点と打ち込まれてしまったが、前回の反省を生かし、リベンジしたい。

初回、金子千尋投手は先頭の西川選手に安打を許し、その後2死3塁のピンチを招く。しかし、4番・中田選手から三振を奪い、このピンチを無失点で切り抜ける。対する斎藤佑投手は初回を3者凡退に抑える上々の投球を披露する。

試合が動いたのは4回裏。1死から5番・小谷野選手が四球で出塁すると、続くマレーロ選手が内野安打となり、敵失の間に進塁して1死1,3塁に。この場面で7番・中島選手が犠飛を放ち、オリックスが先制点を挙げた。

先制を許した北海道日本ハムは直後の5回表。1死から8番・大野選手が二塁打を放つ。続く石井一選手は三振に倒れたものの、1番・西川選手が同点となる適時打を放ち、北海道日本ハムがすぐさま試合を振り出しに戻す。

金子千尋投手は6回表に無死2塁のピンチを招くが、クリーンアップを相手に持ち味の変化球と直球で打ち取り、このピンチを無失点で切り抜ける。直後の6回裏、4番・ロメロ選手が右翼へ26号ソロを放ち、オリックスが2対1と再びリードを奪う。

反撃したい北海道日本ハムは9回表。オリックスの守護神・平野投手の前に簡単に打ち取られてしまい、2死となる。しかし、この追い込まれた状況で6番・横尾選手が右翼へ起死回生の6号同点弾を放ち、北海道日本ハムが土壇場で再び試合を振り出しに戻した。

試合は延長に入り迎えた11回表、2死から7番・大田選手がバックスクリーンへ勝ち越しとなる12号ソロを放ち、北海道日本ハムが3対2とこの日初めてのリードを奪う。

最終回は6番手・宮西投手、7番手・鍵谷投手とつないで無失点締め。一進一退の攻防を北海道日本ハムが見事に制した。先発の斎藤佑投手は勝ち星こそ付かなかったものの、ボールを低めに集める丁寧な投球で6回5安打2失点(自責点1)と前回登板からの巻き返しをみせた。

一方のオリックスの先発・金子千尋投手は、今季初の2桁奪三振を記録するなど、7回を投げて1失点の好投を披露したが、救援陣が踏ん張れず、チームは手痛い敗戦となった。

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