伊志嶺も引退を決意「なんの成績も残していない僕に…」
東北楽天は23日、本拠地・東北楽天生命パークで「ファン感謝祭」を行った。様々なイベントが行われ、今季で球団から戦力外通告を受け、この日現役引退が発表された聖澤諒外野手、伊志嶺忠捕手の「引退セレモニー」も行われた。
2人の功績を振り返る動画のあと、引退の挨拶に立った聖澤と伊志嶺。2012年に盗塁王に輝いた聖澤は「私、聖澤諒は11年間のプロ野球生活にピリオドを打ち、引退することを決意しましたので、報告させてください。戦力外を受けてからたくさんのありがたい言葉をいただいたのですが、自分の中で今年成績を残せなかった、それが全てで、引退することを決めました」と瞳を潤ませながら、ファンに引退を報告した。
プロ生活11年目だった伊志嶺は「なんの成績も残していない僕にこのような引退セレモニーをしていただけるとは夢にも思っていませんでした。努力は裏切らないという言葉を胸に来年こそ、来年こそとやってきた僕の野球人生、苦しいことばかりで決して華やかではありませんでしたが、東北楽天でプレーし、日本一になれたことを誇りに思います」と挨拶した。
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