吉田輝星が着ける北海道日本ハムの「18」の歴史 高橋一三や岩本勉、斎藤佑樹も背負う

Full-Count

2018.11.23(金) 19:33

入団会見に臨んだ北海道日本ハムドラフト1位の吉田輝星※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)
入団会見に臨んだ北海道日本ハムドラフト1位の吉田輝星※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

2017年から岡が初めて野手で着用するも、千葉ロッテにトレード移籍

 北海道日本ハムは23日、今秋のドラフトで指名した新人選手の背番号を発表した。ドラフト1位で指名された金足農・吉田輝星投手は「18」に、ドラフト2位の花咲徳栄高・野村佑希内野手は「24」に決まった。

 各球団でエースナンバーと言われる「18番」。北海道日本ハムでは2017年から今季途中まで岡大海外野手が着用していたが、藤岡貴裕投手とのトレードで千葉ロッテへ移籍すると、その後は空き番号となっていた。期待の新星となる吉田が背負うこととなった北海道日本ハムの背番号「18」だが、これまでどんな選手が背負い、活躍を見せてきたのか。

◯高橋一三投手(1976年から1983年)
212試合57勝54敗12セーブ
 北海道日本ハムとなった1974年はスノー、ケキッチ、翌1975年はカルバーと助っ人が背負い、日本人で初めて18番を着けたのが、張本勲とのトレードで巨人から移籍した高橋一三だった。巨人の中心投手として活躍していた左腕は加入した1976年に10勝をマークするなど、北海道日本ハムでも中心として活躍。1981年には14勝を挙げるなど、引退する1983年まで8シーズンを北海道日本ハムで過ごした。

◯河野博文投手(1985年から1995年)
325試合44勝68敗10セーブ
 高橋一三のあとを受けたのが、1985年にドラフト1位で入団した河野。1年目から36試合に投げて8勝をマークするなど1軍に定着。先発、中継ぎ双方で投げ、1988年には最優秀防御率のタイトルを獲得した。FA権を行使して1995年オフに巨人に移籍するまで11シーズンプレーした。

◯岩本勉投手(1996年から2005年)
239試合63勝79敗3セーブ
 河野が巨人へ移籍し、翌1996年からは“岩ちゃん”の愛称で親しまれたプロ7年目を迎えた岩本勉が「18」に。2005年に引退するまで16シーズン、北海道日本ハム一筋でプレーし、「18」を10年間背負った。3度の2桁勝利をマークするなど、ファイターズの一時代を築いた好投手だった。

◯藤井秀悟投手(2008年、2009年)
41試合10勝13敗0セーブ
 岩本の引退後、空き番号となった「18」を次に背負ったのは、東京ヤクルトからのトレードで2008年に入団した藤井。東京ヤクルトで3度の2桁勝利をマークしていた左腕だが、北海道日本ハムでは2年間だけプレー。2009年には22試合に先発して7勝をマークしたが、その年のオフにFA権を行使して巨人へと移籍した。

◯斎藤佑樹投手(2011年から2016年)
77試合15勝24敗0セーブ
 藤井の移籍後、再び空き番号となっていた18番。2011年からは、ドラフト1位で藤井と同じ早大から入団した斎藤佑樹が背負った。大きな期待を背負って入団した斎藤は1年目に6勝をマークしたが、そこからは怪我などもあり、鳴かず飛ばず。6シーズンで14勝に終わり、2017年からは背番号は「1」に変更となった。

◯岡大海外野手(2017年から2018年途中)
245試合601打数143安打6本塁打52打点
 2017年からは、北海道日本ハムの歴史で初めて野手が「18」を着用した。2015年に101試合に出場し、外野のレギュラー候補として期待された岡だったが、故障が多く、なかなか殻を破れず。2017年も60試合の出場にとどまると、2018年途中、千葉ロッテの背番号「18」だった藤岡貴裕投手とのトレードで移籍。加入した藤岡の背番号は「56」になった。

(Full-Count編集部)

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