ファン感謝イベントのセレモニーでファンに直接報告
東北楽天から戦力外通告を受けていた聖澤諒外野手と伊志嶺忠捕手が23日、今季限りでの現役引退を表明した。楽天生命パーク宮城で行われたファン感謝イベントに参加した2人は、ファンに直接、自身の決意を報告した。
2007年大学生・社会人ドラフト4巡目で国学院大から東北楽天に入団した聖澤は、プロ1年目から1軍戦に出場。2010年に初の開幕スタメンをつかむとレギュラー外野手として定着し、2012年には54盗塁を決めて盗塁王のタイトルを獲得した。プロ12年目を迎えた今季は27試合の出場にとどまり、シーズン終了後に戦力外通告を受けていた。
同年の大学生・社会人ドラフト3巡目で東京情報大から東北楽天入りした伊志嶺は、プロ1年目に1軍デビューを果たし、2011年には嶋基宏に次ぐ捕手の座を手に入れたが、キャリアを通じて1軍と2軍を行き来することが多かった。
聖澤は「プロで試合に出られるのか不安だったが、1000試合もプレーできた。自分の力を120パーセント以上発揮し、悔いなく終わることができる」とファンに報告。伊志嶺は「決して華やかではなかったが、日本一を経験できたことを誇りに思う」と現役生活に幕を下ろした。
(Full-Count編集部)
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