「キャンプ、オープン戦の1軍経験は大きかった」
福岡ソフトバンクの九鬼隆平捕手が19日、契約更改に臨み、現状維持の推定600万円でサインした。
今季の九鬼は、春季キャンプをA組で迎え、オープン戦も1軍に帯同した。結果として1軍公式戦での出場はなかったが、2軍戦で15試合、3軍戦で48試合に出場。3軍戦では3割を超える打率を残して“打てる捕手”としての存在感をアピールした。
「キャンプ、オープン戦で1軍でやらせてもらって『頑張ればできる』という自信になりました。あの経験は大きかったですね」
球団からも「全体的に成長できている」という評価をもらう一方で「スローイングに課題があるとも言われましたし、自分でもそれはわかっています。セカンドまでの送球タイムや正確性をもっと磨いていきたいです」と課題を口にした。
チームには九鬼が「日本レベルのいいお手本」と語る甲斐拓也がいるが「まずは捕手としての守備の部分がそれなりにできるようになることが先ですが、バッティングでは(甲斐に)負けちゃいけないと思うので、打てる捕手という面も磨いていきたい」と自らの武器を生かし正捕手獲りを誓った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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