松坂大輔が受賞のカムバック賞、セパで大きく違い? セ35人目、パは17年間なし

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2018.11.13(火) 07:40

中日・松坂大輔※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
中日・松坂大輔※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

1974年に制定されたカムバック賞

 日本プロ野球機構(NPB)は12日、2018年度のコミッショナー特別表彰とセ・パ両リーグの連盟特別表彰の受賞者を発表した。セ・リーグの連盟特別表彰では、中日の松坂大輔投手がカムバック賞を受賞。昨季の岩瀬仁紀投手に続き、2年連続で中日勢がカムバック賞に選ばれた。

 昨季限りで3年間在籍した福岡ソフトバンクを退団。右肩故障などに苦しみ、わずか1軍登板1試合に終わり、数多くの批判にも晒された。オフに中日の入団テストを受けて合格すると、中10日以上の十分な間隔を空けながら、先発陣の一角として11試合に登板した。4月30日の横浜DeNA戦(ナゴヤD)で日本球界復帰後初白星をマークすると、そこから白星を重ね、チームで2番目の勝利数となる6勝を挙げた。

 カムバック賞は怪我や病気、長期の不調などから復活した選手に贈られる賞で、NPBでは1974年に制定された。これまで松坂を含めてセ・リーグで35人が選出される一方で、パ・リーグでは2001年の盛田幸妃投手(近鉄)以来、17年間選出されておらず、計6人しか選ばれていない。

 歴代受賞者は以下のようになっている。(表示のない年は該当者なし)

【セ・リーグ】
1974 石岡康三(東京ヤクルト)
1975 安仁屋宗八(阪神)
1976 船田和英(東京ヤクルト)
1977 浅野啓司(巨人)
1978 野村収(大洋)
1979 三村敏之(広島)
1980 谷沢健一(中日)
1981 藤田平(阪神)
1984 鈴木孝政(中日)
1986 津田恒実(広島)
1987 杉浦享(東京ヤクルト) 新浦寿夫(大洋)
1988 有田修三(巨人)
1989 西本聖(中日) 中尾孝義(巨人)
1990 吉村禎章(巨人) 遠藤一彦(大洋)
1992 伊東昭光(東京ヤクルト)
1993 川崎憲次郎(東京ヤクルト)
1994 彦野利勝(中日)
1996 加藤伸一(広島)
1997 伊藤智仁(東京ヤクルト)
1998 斎藤隆(横浜)
1999 遠山奨志(阪神)
2000 種田仁(中日)
2001 成本年秀(阪神)
2002 前田智徳(広島)
2003 平井正史(中日)鈴木健(東京ヤクルト)
2004 小久保裕紀(巨人)
2008 平野恵一(阪神)
2012 大竹寛(広島)
2015 館山昌平(東京ヤクルト)
2017 岩瀬仁紀(中日)
2018 松坂大輔(中日)

【パ・リーグ】
1980 門田博光(南海)
1985 村田兆治(千葉ロッテ)
1991 小野和義(近鉄)白井一幸(北海道日本ハム)
1998 西村龍次(福岡ダイエー)
2001 盛田幸妃(近鉄)

(Full-Count編集部)

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