【試合戦評】デスパイネ選手の4打点の活躍で勝利した福岡ソフトバンク。優勝マジックを「1」とし、2年ぶりリーグ制覇に王手

パ・リーグ インサイト

2017.9.14(木) 00:00

昨夜の試合ではマレーロ選手に3打席連続本塁打を許し、今カードでの優勝が無くなった首位・福岡ソフトバンク。連勝も9で止まってしまったが、優勝マジックは「3」に減り、パ・リーグ制覇まであと少しとなった。次カードでの優勝を目指し、今日の試合を仕切り直しの一戦としたい。

その福岡ソフトバンクの先発マウンドに上がるのは中田投手。前回登板である8月24日の埼玉西武戦では7回1失点の好投で今季6勝目を挙げており、今日も勢いのある直球とキレのあるスライダーを武器にチームの勝利に貢献したい。対するオリックスの先発は現在3連敗中のディクソン投手だ。

3回まで両軍の先発投手が好投を見せ、スコアボードに0が並ぶ。しかし、4回に試合が動く。先頭の3番・吉田正選手が二塁打を放ち、無死2塁の好機を演出。後続が打ち取られ、2死2塁となるも、6番・小谷野選手が左中間フェンス直撃となる適時二塁打。頼りになるベテランの一打でオリックスが先制に成功した。

先制を許した福岡ソフトバンクは直後の4回裏。先頭の4番・柳田選手が内野安打で出塁。無死1塁とすると、続く5番・デスパイネ選手がカーブを完璧に捉え、左中間席に飛び込む32号2ランを放ち逆転に成功。なおも6番・松田選手の二塁打と上林選手の犠打で1死3塁と好機を作ると、8番・高谷選手に中前適時打が飛び出し、3対1とリードを2点に広げる。

さらに福岡ソフトバンクは5回裏。1死から柳田選手が中安で出塁すると、デスパイネ選手の三ゴロの間に2塁に進塁。2死2塁の好機を作ると、6番・松田選手が左前適時打を放ち、追加点を挙げる。

リードを3点に広げられたオリックスだが直後の6回表に1死から吉田正選手、ロメロ選手、マレーロ選手の四球で1死満塁の好機を演出。この場面で6番・小谷野選手が右中間へ走者一掃の適時二塁打を放ち、一気に同点に追い付く。

同点に追い付かれた福岡ソフトバンクは6回裏、高田選手、今宮選手、中村晃選手の安打と四球で2死満塁と勝ち越しの好機を作ると、5番・デスパイネ選手が中前2点適時打を放つ。主砲の一打で福岡ソフトバンクが6対4とすぐさま勝ち越しに成功する。

再びリードを奪った福岡ソフトバンクは8回裏にも得点を奪い、7対4とリードを3点に広げると、9回のマウンドには守護神・サファテ投手が上がる。オリックス打線を3人で完璧に抑え込み、福岡ソフトバンクが勝利。これで優勝マジックを「1」として、2017年シーズンの優勝に王手をかけた。

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