【MLB】埼玉西武菊池雄星は6年47億超でパドレス移籍と米メディア予想 ハーパーは14年475億超!?

Full-Count

2018.11.3(土) 09:22

西武・菊池雄星※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
西武・菊池雄星※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

米最大の移籍情報サイトが予想、菊池は「有力なチームからも再建中のチームからも関心を集める」

 今オフは多くの注目選手がFAとなっているメジャーリーグ。ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズからFA)、マニー・マチャド内野手(ドジャースからFA)は、どんな契約を結ぶのか。埼玉西武の菊池雄星投手が正式にポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指すことになった場合、どの球団と契約するのか。目が離せなくなりそうだ。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーマーズ」では、注目のFA選手トップ50をランキング形式で紹介し、移籍先、契約内容を予想する特集を掲載。菊池は12位で登場し、パドレスと6年総額4200万ドル(約47億5400万円)で契約するとされている。

 寸評では、菊池が今オフに埼玉西武からポスティングを容認される可能性があることを紹介した上で「彼は今年肩の怪我を抱え、今年の投球回163回2/3を上回ったのはキャリアで1度しかない。キクチはMLBのローテーション3番手だと評されている」と言及。先発ローテ3番手の実力という評価は共通しているようだ。

 NPBとMLBでは昨オフに新ポスティングシステムに合意しており、契約を結んだ球団から旧所属球団に支払われる譲渡金が、最大2000万ドル(約22億6000万円)という設定から選手の契約総額によって変わる仕組みとなった。記事では、菊池が初めてこの新ポスティングシステムの対象になることにも触れている。

「彼はNPBとMLBの新しいポスティング制度の最初の対象者となるだろう。新しい制度では、譲渡金が契約金によって決まることになり、MLBチームが支払う金額が低くなる。例えば、4200万ドルの契約では、譲渡金が797万5000ドル(約9億円)となり、(菊池獲得に必要な資金は)総額約5000万ドル(約56億6000万円)となる」

 このように具体的な数字を入れながら説明した上で「キクチは有力なチームからも再建中のチームからも関心を集めるだろう」と予想。争奪戦になる可能性が高いと結論づけている。実際に、ヤンキースやドジャースといった名門球団も獲得に乗り出す可能性があるとされている。

ハーパーは超大型契約でドジャース? FA選手トップ15の移籍先と契約の予想は…

 また、ランキング1位はハーパーで、ドジャースと14年総額4億2000万ドル(約475億4000円)の超大型契約を結ぶと予想されている。メジャー野手が獲得した史上最大FA契約は、アレックス・ロドリゲスがヤンキースと2008年に結んだ10年2億7500万ドル(約311億2500万円)、メジャー史上最大の契約は2014年オフに大砲ジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)がマーリンズと結んだ3億2500万ドル(約368億円)だが、26歳の若きスーパースターはこれを大きく上回るとの見方だ。

 さらに、2位のマチャドは13年総額3億9000万ドル(約441億円)で、本命のヤンキースではなく、来季以降の躍進が期待されるフィリーズに行くとされている。こちらも、これまでの史上最高を大きく上回る額で契約に至ると見られている。

 なお、同サイトが掲載したFA選手15位までの顔ぶれと移籍先、契約内容の予想は以下の通りとなっている。()内は今季所属。

1、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)
14年総額4億2000万ドル(約475億4000円) ドジャース

2、マニー・マチャド内野手(ドジャース)
13年総額3億9000万ドル(約441億円) フィリーズ

3、パトリック・コービン投手(ダイヤモンドバックス)
6年総額1億2900万ドル(約146億円) ヤンキース

4、ダラス・カイケル投手(アストロズ)
4年総額8200万ドル(約93億円) ナショナルズ

5、クレイグ・キンブレル投手(レッドソックス)
4年総額7000万ドル(約79億円) カージナルス

6、ヤスマニ・グランダル捕手(ドジャース)
4年総額6400万ドル(約72億4000万円) ナショナルズ

7、ネーサン・イオバルディ投手(レッドソックス)
4年総額6000万ドル(約68億円) レッドソックス

8、AJ・ポロック外野手(ダイヤモンドバックス)
4年総額6000万ドル(約68億円) ジャイアンツ

9、JA・ハップ投手(ヤンキース)
3年総額4800万ドル(約54億3000万円)エンゼルス

10、マイケル・ブラントリー外野手(インディアンス)
3年総額4500万ドル(約51億円) ブレーブス

11、アンドリュー・マカッチェン外野手(ヤンキース)
3年総額4500万ドル(約51億円) カブス

12、菊池雄星投手(埼玉西武)
6年総額4200万ドル(約47億5400万円) パドレス

13、ジョシュ・ドナルドソン内野手(インディアンス)
1年2000万ドル(約22億6000万円) カージナルス

14、チャーリー・モートン投手(アストロズ)
3年総額3200万ドル(約36億2000万円) フィリーズ

15、ウィルソン・ラモス捕手(レイズ)
3年総額3600万ドル(約41億円) アストロズ

(Full-Count編集部)

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