今季13本塁打に終わった和製大砲の復活に期待「振れる体力は持っている」
オリックスの田口壮1軍野手総合兼打撃コーチが秋季キャンプ初日となった2日、T-岡田外野手の“再生”に着手した。今季13本塁打に終わった悩める大砲に「少し打撃に癖がある」と語り、元本塁打王の完全復活をサポートする。
キャンプ初日からランチ特打、午後からは室内で打撃練習を行うなど大半を打撃に費やしたT-岡田。その横で付き切りで指導したのは今秋から1軍野手総合兼打撃コーチに昇格した田口コーチだった。
昨季は本塁打王を獲得した2010年以来となる30発(31本塁打)を放ったが、今季は97試合出場、打率.225、13本塁打、43打点と低迷。悩める大砲の現状を「少し打撃に癖がある。基本的に反応が速すぎる。高めに抜けたボールは全部ファールになっているから」と指摘した。
今季は直球に負けない打撃を中心としミートポイントを前に置いていたが、始動が早くなることで確実にボールを捉えることができなかった。T-岡田は「三塁側のファールを恐れるなと。色々と試しているの中でいいものも出てきた。秋のキャンプなので大げさなぐらいでやっていく。1日1日を大事にしていきたい」と手応えを掴んだ様子だった。
ランチ特打では120スイング中、10本の柵越えだったが田口コーチから指導を受けた直後には右翼場外に消える特大弾を放つなど早速効果が現れていた。田口コーチは「振れる体力は持っているから慌てないことが一番」と、期待を込めていた。
(Full-Count編集部)
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