【試合戦評】先発・山岡投手は6回2失点で8勝目。杉本選手のプロ初安打となる先頭打者本塁打で先制し、オリックスがカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2017.9.9(土) 00:00

Koboパーク宮城で行われる楽天とオリックスのカード2戦目。昨日の初戦は先発の岸投手が10安打を浴びながら7回3失点14奪三振という熱投を見せたものの、楽天打線がその奮闘に応えられず。オリックスが勝利した。今日は東北から元気を発信する日として2012年から開催されている「がんばろう東北デー」。先発は楽天が辛島投手。オリックスが山岡投手である。

現在8勝をマークしている辛島投手は、今季本拠地で5試合に先発して実に0勝4敗。東北のファンの前でキャリアハイとなる9勝目を挙げたい。対する山岡投手は3連勝中。今季は1つ負けが先行しているが、連勝を伸ばして自身の借金を清算したいところだ。

1回表、制球に苦しむ辛島投手の立ち上がりにオリックス打線が襲い掛かり、いきなり試合は大きく動く。今季初の一軍昇格を果たした1番・杉本選手が低めの球をすくい上げると、打球は高く舞い上がってバックスクリーンへ。プロ初安打が先頭打者本塁打となった。

なおもオリックス打線の好機は続く。2番・大城選手が安打で出塁し、3番・吉田正選手が粘って四球をもぎ取り、無死1,2塁から4番・ロメロ選手が適時二塁打。続くマレーロ選手の犠飛でも追加点を挙げ、2死3塁から7番・伊藤選手が昨日に引き続いて適時打を放つ。この回4得点を奪い、オリックスが初回から大きなリードを握った。

5回表にも先頭の大城選手と3番・吉田正選手が連打で出塁し、無死1,3塁から4番・ロメロ選手の併殺の間に追加点。オリックスがスコアを5対0とする。5点を追う楽天打線は、山岡投手の前に5回まで1安打無得点に抑え込まれていたが、6回裏に意地を見せた。先頭の島内選手が四球で出塁すると、1死1塁から3番・アマダー選手が右翼の深いところへの適時二塁打。1塁走者の島内選手が快足を飛ばして生還し、1点を返す。2死3塁から5番・銀次選手も適時打を決め、この回楽天が2得点を挙げた。

7回裏にも、先頭の藤田選手がオリックスの2番手・ヘルメン投手の内角の球を振り抜き、第2号ソロを放つ。スコアは3対5となり、楽天が試合終盤で2点差に詰め寄った。

しかし、8回裏には近藤投手、9回裏には平野投手が登板し、楽天打線のそれ以上の反撃を許さず。試合は5対3でオリックスが勝利し、2連勝でカード勝ち越しを決めた。先発の山岡投手は6回2失点で今季8勝目。4連勝を果たし、自身の借金を完済してみせた。敗れた楽天は初回の失点が最後まで響く結果に。打線もつながりを欠き、連敗を喫した。

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