【試合戦評】千賀投手は7回1失点の快投でキャリアハイ13勝。盤石の投手リレーで福岡ソフトバンクが8連勝

パ・リーグ インサイト

2017.9.9(土) 00:00

千葉ロッテと福岡ソフトバンクの今カード2戦目。昨日の試合では、試合序盤に得点を積み重ねた福岡ソフトバンクが首位の強さを見せ付け、マジックを「8」とした。今日の試合の先発は千葉ロッテが涌井投手で、福岡ソフトバンクが千賀投手である。

前回登板で今季初の完封勝利を決めた涌井投手はその良い流れを引き継いで、エースの意地を見せたい。対する千賀投手は、前回登板の楽天戦で辛島投手との投手戦を制し、昨季の12勝に並んだ。キャリアハイとなる13勝目を挙げるとともに、チームのマジックを着実に減らしたいところだ。

1回表、早速福岡ソフトバンクが試合を動かす。1死から2番・今宮選手が内野安打で出塁し、続く中村晃選手の左飛の間に進塁。そして2死2塁から4番・柳田選手が初球を左翼前へはじき返す。2死1,2塁から6番・松田選手も適時打を放ち、福岡ソフトバンクが2点の先制に成功した。

先制を許した涌井投手だったが、その後はエースらしく立ち直り、走者を出しながらも要所を締める投球。一方の千賀投手はさすがの安定感で、付け入る隙を与えない。両先発投手の好投により、試合中盤のスコアボードには次々と「0」が並んだ。

再び試合が動いたのは5回裏だった。先頭の角中選手が二塁打を放ち、続く中村選手のゴロの間に進塁する。そして2死3塁の場面で8番・田村選手が1点を返す適時打。エースの力投に応えて、千葉ロッテが福岡ソフトバンクに1点差に詰め寄った。

福岡ソフトバンクが1点をリードする2対1のまま、6回以降は両チーム無得点。両先発投手はともにピンチを凌ぎながら7回を投げ切り、中継ぎ陣も無失点でつなぐ。

スコアは変わらず、9回裏のマウンドには絶対的守護神・サファテ投手が上がった。千葉ロッテ打線の攻撃を危なげなく3人で終わらせ、わずかな1点リードを守り切った。

試合はそのまま2対1という僅差で福岡ソフトバンクが勝利。先発の千賀投手は7回を投げて被安打6、奪三振4、与四球2、失点1という快投で自己最高の13勝目をマークし、チームは今季最長に並ぶ8連勝を決めた。敗れた千葉ロッテは先発の涌井投手が7回2失点と好投したものの、あと1点が遠かった。

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