3点リードの9回に登板し3者凡退に抑えた成田
コロンビアで行われている野球の23歳以下の世界一を決める「第2回WBSC U-23ワールドカップ」は26日(日本時間27日)、スーパーラウンド第2戦が行われ、大会連覇を狙う日本はオープニングラウンド全勝対決となったベネズエラを6-3で下し、28日(同29日)に行われる決勝進出を決めた。
3点リードの場面で9回のマウンドに立ったのは左腕・成田翔投手(千葉ロッテ)。白星が付いた前日25日(同26日)の韓国戦に続く、9回のマウンド。成田は6番からのベネズエラ打線を右飛、空振り三振、遊直と3人で打ち取り、今大会初セーブを手にした。
「同点だったので、勝ち越したら(出番が)あるなと思っていた。集中力を切らさず、最後まで臨めた。(千葉ロッテの)後輩の種市があれだけ粘っていたので、最後やるしかないと思った。種市のためにも勝ててよかった」
チーム宿舎でも同部屋の2人。「同じチームの知っている選手なので、気を使うこともない」と、リラックスして過ごしている2人が、マウンドでも息の合ったリレーをみせ、ベネズエラ打線を封じ込めた。
これで今大会4試合を投げ、6回6奪三振、1失点、防御率1.50。リリーフの1人として信頼度を高めている左腕は「あと2試合あるので、明日も勝って全勝で決勝にいき、最後のマウンドにも立てればいいなと思う」と、大会連覇へのイメージを膨らませた。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)
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