プロで目指す投手像は「もう一度日の丸を背負って戦えるピッチャーに」
2018年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は25日、都内のホテルで行われ、大きな注目を集めていた金足農の吉田輝星投手は北海道日本ハムが交渉権を獲得した。今夏の甲子園で準優勝を果たし“金農旋風”を巻き起こした右腕は「いろいろ順位も考えたけど、早く決まってほしかった。入団できることに感謝しています」と語った。
北海道日本ハムにドラフト1位指名を受けた吉田の主な一問一答。
――今の心境は?
「ファイターズに入ることができてうれしいです」
――北海道日本ハムの印象は?
「高校生から行った先輩が活躍しているので、自分も活躍したいと思います」
――今日を迎えるまでの心境は?
「いろいろ順位とか考えたけど、早く決まってほしかった」
――1巡目入札なかった。2巡目。そのあたりは?
「入団できることに感謝しています」
――どんなピッチャーになりたい?
「球界を代表するピッチャーになって、もう一度日の丸を背負って戦えるピッチャーになりたい」
――プロで対戦したいバッターは?
「ホームランバッターがたくさんいるので、その人たちと勝負したい」
――笑顔がないが、今の心境は?
「まだ実感がない。少しまだ緊張している」
北海道のイメージは「質のいい雪がたくさんある」
――北海道のイメージは?
「秋田も雪が降る。それよりも質のいい雪がたくさんある。また雪のある場所か。と思う」
――プロに入る決意と抱負は?
「たくさんの人に支えられてきたので、その人たちに恩返しできるように頑張りたい」
――プロではどのように戦っていきたい?
「まだストレート完成していないので、自分が納得できるストレートを身につけて、変化球を投げられるようになりたい」
――納得できるようなストレートとは?
「常時150キロを超えて、球の質を意識したい」
――秋田のファンへメッセージを
「応援の力で勝てたイメージが強い。今まで応援して下さった秋田の人に恩返ししたい」
――プロでは何キロを目指す?
「155キロくらい出せるように頑張りたい」
――ルーキーイヤーの目標は?
「自分の納得する投手になれるようにしっかり頑張って新人王を取りたい」
――秋田に近い北海道でのプレー。地元の人への恩返しはどのように考えている?
「ニュースなどで自分の活躍する姿を見てもらって、応援してもらって、勇気や感動を与えられると思う。自分のできる精いっぱいのプレーをしたい」
――栗山監督の印象は?
「高卒の選手を育てるのがうまい。優しい感じで育ててくれていると思う」
――根尾、藤原とプロで勝負したらどんな投球をしたい?
「甲子園では自分の納得する抑え方ができなかった。一回り成長して、プロの舞台では自分が抑えたい」
――夏の甲子園のとき、憧れの投手に則本投手を挙げていた。対戦の可能性もあるが
「自分の全力を出せるように。見て学べるものもあると思うので参考にしたい。高校野球とプロ野球は投げる日にち感覚が違う。調整していかに調子の上下をなくすかを参考にしたい」
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)
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