打点最多は清原和博、最多勝利は山田久志…歴代ドラ1で最も成功したのは?

Full-Count 広尾晃

2018.10.25(木) 08:10

プロ1年目から大活躍を見せた清原和博氏※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)
プロ1年目から大活躍を見せた清原和博氏※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

毎年わずか12人のドラ1選手、期待に応えて活躍したのは…

 プロ野球ドラフト会議は25日に都内で開催される。今年も多くのアマチュア選手が期待に胸を膨らませている。

 NPBのドラフト会議は今年が54年目。1965年に始まった。この年、MLBもドラフト制度を導入しているが、日米のドラフトは大きく内容が異なっている。

 NPBのドラフトはレギュラーシーズンが終了した10月、11月に行われるが、MLBのアマチュアドラフトは6月に行われる。NPBは12球団の関係者が一堂に会して新人を選択するが、MLBのドラフトは電話会議でありイベントではない。NPBの現行ルールでは1位選手の使命が競合した場合は、くじ引きで選択権を決めるが、MLBでは直前シーズンの下位チームから新人を選択する「完全ウェーバー」方式を採用している。

 ドラフト会議で注目を集めるのは、何といっても「ドラフト1位」選手だ。毎年わずか12人。エリート中のエリートだといえるだろう。球団、ファンの期待も高い。

 その期待に応えて、実績を挙げた選手を見てみよう。自由枠、希望枠で入団した投手もドラフト1位に含める。プロ入り後、移籍した球団での成績も含めた通算成績。

◯ドラ1投手、勝利数10傑

1山田久志(1968年阪急・富士鉄釜石)
284勝166敗 3865回 防御率3.18

2東尾修(1968年西鉄・箕島高)
251勝247敗 4086回 防御率3.50

3村田兆治(1967年千葉ロッテ・福山電波高)
215勝177敗 3331回1/3 防御率3.24

4北別府学(1975年広島・都城農)
213勝141敗 3113回 防御率3.67

5江夏豊(1966年一次阪神・大阪学院高)
206勝158敗 3196回 防御率2.49

6堀内恒夫(1965年巨人・甲府商)
203勝139敗 3045回 防御率3.27

7斎藤雅樹(1982年巨人・市川口高)
180勝96敗 2375回2/3 防御率2.77

8桑田真澄(1985年巨人・PL学園高)
173勝141敗 2761回2/3 防御率3.55

9佐藤義則(1976年阪急・日大)
165勝137敗 2608回2/3 防御率3.97

10石川雅規(2001年東京ヤクルト・青学大)
163勝157敗 2670回1/3 防御率3.87

 空前の大豊作年と言われた1968年ドラフトで入団した山田久志、東尾修が1位、2位を占める。江夏豊は1966年の第2回ドラフトで指名されたが、この年は2回ドラフト会議が実施されている。200勝投手は6人。現役では東京ヤクルトの石川雅規が10位に入っている。

歴代ドラ1選手の最多セーブ、最多安打は…

◯ドラ1投手、セーブ数10傑

1佐々木主浩(1989年横浜・東北福祉大)
43勝38敗252セーブ 627回2/3 防御率2.41

2小林雅英(1998年千葉ロッテ・東京ガス)
36勝34敗228セーブ 599回 防御率2.93

3藤川球児(1998年阪神・高知商)
55勝34敗225セーブ 866回 防御率2.04

4江夏豊(1966年一次阪神・大阪学院高)
206勝158敗193セーブ 3196回 防御率2.49

5馬原孝浩(2003年福岡ダイエー・九州共立大)
23勝31敗182セーブ 480回2/3 防御率2.83

6永川勝浩(2002年広島・亜大)
38勝42敗165セーブ 581回2/3 防御率3.47

7平野佳寿(2005年オリックス・京産大)
48勝69敗156セーブ 974回2/3 防御率3.10

8斉藤明雄(1976年大洋・大商大)
128勝125敗133セーブ 2173回1/3 防御率3.52

9山崎康晃(2014年横浜DeNA・亜大)
10勝15敗133セーブ 236回 防御率2.44

10山本和行(1971年阪神・亜大)
116勝106敗130セーブ 1817回2/3 防御率3.66

 平成以降に入団した選手が7人を占めるが、江夏豊は勝利数5位でセーブ数でも4位につけている。「ハマの大魔神」こと佐々木主浩が1位。佐々木は野茂英雄の「外れ1位」として入団。くしくも野茂と佐々木は同じ2014年に野球殿堂入りしている。現役では阪神の藤川、広島の永川、横浜DeNAの山崎の名前が見える。

◯ドラ1選手の安打数10傑

1立浪和義(1987年中日・PL学園高)
2586試8716打2480安171本1037点 打率.285

2山本浩司(1968年広島・法大)のち浩二
2284試8052打2339安536本1475点 打率.290

3清原和博(1985年埼玉西武・PL学園高)
2338試7814打2122安525本1530点 打率.272

4谷繁元信(1988年横浜大洋・江の川高)
3021試8774打2108安229本1040点 打率.240

5阿部慎之助(2000年巨人・中大)
2187試7356打2085安399本1258点 打率.283

6鳥谷敬(2003年阪神・早大)
2094試7356打2066安138本818点 打率.281

7谷沢健一(1969年中日・早大)
1931試6818打2062安273本969点 打率.302

8有藤通世(1968年千葉ロッテ・近大)
2063試7303打2057安348本1061点 打率.282

9荒木雅博(1995年中日・熊本工)
2220試7639打2045安34本468点 打率.268

10内川聖一(2000年横浜・大分工)
1840試6661打2043安184本916点 打率.307

 中日の立浪がドラ1選手では最多安打。PL学園勢が2人、入っている。ちなみに2000本安打は野村謙二郎(1988年広島・駒大 2020安打)を含め11人が記録している。最多本塁打は山本浩司の536本、最多打点は清原和博の1530打点だ。

 これらのドラ1選手は、大きな期待に応えて結果を出した選手だと言えるが、その一方でドラフト1位で入団しながら1軍の試合に出場せずにプロ野球を去った選手も27人いる。厳しい世界ではある。

 今季のドラ1選手12人は、どんな野球人生を送り、どんな成績を残すのか、注目したい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

記事提供:Full-Count

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