昨日の試合では、先発・東浜投手が7回途中無失点で息詰まる投手戦を制し、リーグ単独トップの14勝を挙げた。楽天の先発・岸投手は、8回2失点13奪三振の快投を披露するも、打線がその奮闘に応えられず。ついに福岡ソフトバンクのマジック「16」が点灯した。
今日の試合の先発は、福岡ソフトバンクが千賀投手。楽天が辛島投手である。千賀投手は、前回登板で実に9試合ぶりの黒星を喫した。しかし、その試合でも6回3失点と先発の役割を果たしており、依然安定感は抜群。自らの投球で、確実にマジックを減らしていきたい。対する辛島投手は、先発3本柱に次ぐ8勝を挙げるなど奮闘中。何としてでも、チームの連敗ストップを目指したいところだ。
初回、千賀投手は先頭のオコエ選手にいきなり死球を与えるものの、両先発投手ともに落ち着いた立ち上がり。2回裏には福岡ソフトバンクが、3回表には楽天がそれぞれ1死3塁の絶好機を呼び込むが、いずれも両先発投手が後続を打ち取って凌ぎ切る。
試合が動いたのは3回裏だった。先頭の甲斐選手が内野安打で出塁し、続く明石選手が犠打を決めると、1死2塁から1番・川島選手が先制の適時二塁打を放って、福岡ソフトバンクが先制に成功した。
1点を奪われた辛島投手だったが、4回裏から5回裏にかけて、福岡ソフトバンクを5者連続三振に切って取る。直後の6回表、楽天は敵失と四球で無死満塁の絶好機を迎え、4番・ウィーラー選手の併殺打の間に1点を返した。しかし、その裏、先頭の川島選手が安打で出塁し、続く今宮選手が犠打を成功させ、1死2塁の場面で3番・中村晃選手が勝ち越し適時打。同点に追い付かれた福岡ソフトバンクが、すぐさま1点リードを取り戻した。
8回裏にも、犠飛で1点を追加した福岡ソフトバンクは、最終回のマウンドにサファテ投手を送る。絶対的守護神は走者を出すものの2点のリードを守り切り、中日の岩瀬投手、阪神の藤川投手がマークしたプロ野球記録に並ぶ46セーブをマークした。
福岡ソフトバンクと楽天のカード2戦目となった試合は、3対1で福岡ソフトバンクが勝利。先発の千賀投手は、8回途中までを投げて被安打3、奪三振7、与四球3、失点1の快投で、チームのマジック消化に貢献した。敗れた楽天は、先発の辛島投手が7回2失点という好投を見せたが、昨日に引き続いて打線が再三の好機を生かせず。4安打に抑え込まれ、9連敗を喫した。
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