3回に先制3ランを放つと、5回には適時三塁打
■福岡ソフトバンク 15-4 埼玉西武(19日・メットライフ)
福岡ソフトバンクが16安打15得点で爆勝し、2勝2敗のタイに戻した。19日、敵地メットライフドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦。第2戦で大敗して黒星が先行した福岡ソフトバンクだったが、この日は打線が大爆発した。3回に上林の3ランで先制すると、続く4回にも大量4得点。5回までに12得点奪って一方的な展開に持ち込んだ。
強烈な先制パンチは、3回に飛び出した。1死一、二塁で打席には上林。ここまでファイナルステージわずか1安打、打率1割だったが、埼玉西武先発の榎田のスライダーをとらえ、打球は右翼スタンドへ。先制の3ランとなり、チームに勢いをもたらした。
4回には2番手十亀から川島が右中間を破る適時二塁打、続く上林も中前適時打。さらにグラシアルの適時打、デスパイネの犠飛も飛び出して、この回4点を追加した。5回には、上林がCS史上初となるサイクル安打に王手をかける2点適時三塁打を放つなど、さらに5点を追加した。
先発の千賀は、初の中4日での先発だったが、山川のソロの1点のみに封じる好投。味方の大量援護にも守られ、5回4安打1失点と役目を果たした。上林は6回の第5打席で二直、9回にも第6打席が回ってきたが、二塁打は出ず。快挙はならなかったが、CS史上最多タイとなる6打点の大活躍だった。
埼玉西武は先発の榎田が3回4失点でノックアウト。4回からマウンドに上がった2番手の十亀も4回に3失点、5回には大量5失点と大炎上。打線は4回に山川が左翼スタンドにソロ本塁打、7回には外崎が復帰後初アーチとなる2ランを放つなど4点を返したが、焼け石に水。前日の大勝とは真逆の大敗で、2勝2敗のタイに戻されてしまった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
記事提供: