福岡ソフトバンク戦は7月31日以来の登板「一発のあるバッターが揃っている」
■埼玉西武 – 福岡ソフトバンク(18日・メットライフ)
17日に開幕したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦を落としたリーグ覇者・埼玉西武。18日の第2戦には多和田真三郎が先発する。
17日の試合前にはブルペンで最終調整を行い、「調子は普通。リーグ戦の時と変わりはないです」と話した多和田。フェニックスリーグでの登板もあったが「(森)友哉とも話して、いつも通りのピッチングをテーマに投げた。相手が早打ちで変化球をあまり投げられなかったが、全然大丈夫です」と、リーグ最多勝右腕はいつも通りの淡々とした口調で語った。フェニックスリーグでは変化球があまり投げられなかったというものの、「シーズン同様、ブルペンでしっかり準備しています」と、意に介していない。
相手は7月31日以来の対戦となる福岡ソフトバンク。右腕は「一発のあるバッターが揃っている。打たれたら流れもいくと思うので、そこを気をつけながら投げたい」と警戒を怠らない。辻監督は「(今日の結果を受けて)当然プレッシャーはかかるだろう」としながらも「普段通りやってくれればいい」と、最多勝右腕に第2戦のマウンドを託した。
この日もブルペン投球を終えた後、土肥コーチとともに、股関節の動きや腹圧をしっかりと確認した多和田。このルーティンはシーズン中からやってきたことだ。「やれることはしっかりやって、試合に備えたい。気持ちの高ぶりは当日になってみないとわからないが、シーズン中と同じ気持ちでいければいいと思います」。普段通りのスタイルで決戦のマウンドへと登る。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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