ファイナル進出を決めた鷹・工藤公康監督 「心臓が飛び出るくらい緊張」

パ・リーグ インサイト

2018.10.15(月) 22:44

福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督(C)PLM

10月15日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの「パーソル CS パ」ファーストステージ最終戦。一発攻勢で北海道日本ハムを圧倒し、5対2で勝利。今シリーズの対戦成績を2勝1敗とした福岡ソフトバンクがファイナルステージ進出を決めた。

以下は、試合後に行われた勝利監督インタビューの全文。

-ファイナルステージ進出を決めた今の率直な気持ちを教えてください。

(工藤監督)試合が始まる前から心臓が飛び出るくらい緊張していました。ファンの皆さんの声援がどんどん大きくなるにつれて、私の心臓もどんどん大きくなってはきたんですけど、それがみんなの力となり、こうやって勝つことができました。熱い声援本当にありがとうございました。

-今日は5得点全てホームラン。今シーズンのホークスの特徴を存分に発揮するような5本でした。

(工藤監督)打席の中でみんなが甘い球を逃さないように集中してくれて、そこに野球の神様も宿ってくれたと思うんですけど本当に良いホームランを打ってくれたと思います。

-明石選手のホームランから始まり、その後追い付かれたんですが中盤の4回では相手の先発ピッチャー杉浦投手が乗りそうな場面でデスパイネ選手、このシリーズまだヒットがなかった松田選手にも一発、効果的でしたね。

(工藤監督)今日は絶対勝つんだという選手たちの思いがボールに乗り移った、バットに乗り移って打ってくれたホームランだと思います。

-6回には1点差とされたんですがその直後にもデスパイネ選手が2本目、それから中村晃選手と本当にホームランが流れを引き寄せる、流れを変えるそういう試合ではなかったでしょうか。

(工藤監督)その通りだと思います。絶対負けないと、勝ってファイナルに行くんだという思い、それをしっかりと打席の中で出してくれる選手たちの心の強さというのを改めて感じましたし、そういう中でこうやって指揮ができて本当に幸せに思います。

-一方の投手陣なんですが先発の東浜投手を中盤で変えました。あのあたりの決断はどういう思いだったのでしょうか。

(工藤監督)この第3戦に挑むにあたって精神的な疲れもあったでしょうし、一球一球魂込めて投げてくれたので普段の倍くらいは疲れているように思っていたので。今日は代える決断をしていたのですが、今日はあそこで代えました。

-石川投手もナイスリリーフでしたね。

(工藤監督)本当に疲れていると思うんですけど、その中でしっかり投げてくれたと思います。

-終盤以降は7回のピンチの場面で嘉弥真投手、8回には昨日悔しい思いをしました加治屋投手がリベンジ。そして9回は森投手と、今シーズンのホークスの勝利の方程式で相手を抑え込みました。

(工藤監督)嘉弥真くんはね凄い厳しい場面で本当に良く投げてくれたと思います。加治屋くんは本当にリベンジができてよかったなと思いますし、改めて彼が本当にこの1年頑張ってきて、そして今日また投げて抑えてくれたっていうのは本当に良かったなと思います。おめでとう。

-2勝1敗でファイターズを下しまして、2位からの下克上に向けてファイナル進出を決めました。

(工藤監督)本当にありがとうございます。声援のおかげです。本当に今日の日本ハムさんはすごく強かったですし、ドキドキしながら試合が始まったんですけど、そういう中でしっかりと勝てたっていうのはまた選手たちの成長につながったなと思います。とにかくファーストステージの代表として埼玉西武と戦って日本シリーズにいけるようにしっかり頑張っていきたいと思います。

-いよいよ所沢では埼玉西武との最終決戦が待っています。ファンの皆さんに改めて一言お願いします。

(工藤監督)シーズンと同じようにみんなを信用して、とにかく一つずつ明日のことを考えずに戦っていこうと思います。1年間苦しい戦いを続けてくれて、またここからもということになりますけど今年はチームを一つに心を一つに「もう1頂」というスローガンを立ててやってきたので、これからもその思いをずっと持ち続けながら戦っていこうと思います。

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