今季は対福岡ソフトバンク4勝2敗、防御率2.20だったが…
■福岡ソフトバンク 8-3 北海道日本ハム(13日・ヤフオクドーム)
北海道日本ハムにとっては、まさかの光景だった。13日、敵地ヤフオクドームでの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦。今季チームトップの11勝をマークし、信頼して初戦に送り込んだ上沢が、3回9安打7失点で炎上した。
1アウトも取れないまま、一気に5点を奪われた。1点を先制して迎えた初回。立ち上がりにつかまった。先頭の上林が放った飛球は左翼線にポトリ。不運な形で二塁打になると、明石には四球を与えた。中村晃の打球は一塁線へのボテボテのゴロ。取っても間に合わないと判断し、ファウルゾーンに切れるとボールを見送った。だが、打球は塁線上から再びフェアゾーンに戻った。いきなり満塁のピンチを背負った。
続く柳田には初球を右前に運ばれ、同点の適時打。気落ちしたわけではないが、さらにデスパイネには右翼スタンドへのグランドスラムを浴びた。わずか13球、1死も取れないうちに、スコアボードには「5」が刻まれた。
3回には甲斐に2ランを浴びた。今季6試合で4勝2敗、防御率2.20と好相性だった鷹打線に9安打7失点。3回でマウンドを降りた上沢は試合後「なんとかこの1点で止めようと思って投げていたんですけど、1番良くない形になりました。普段通りに入ろうと思ったんですけど、少し力は入りましたね」と話し、肩を落としていた。
(Full-Count編集部)
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