鷹が主砲の二発で勝利。千葉ロッテ・岡田幸文選手が734日ぶり安打を含む3安打の活躍で有終の美

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2018.10.8(月) 17:43

千葉ロッテマリーンズ・岡田幸文選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・岡田幸文選手(C)PLM

10月8日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの最終戦は、デスパイネ選手の二発含む8安打で福岡ソフトバンクが勝利。この日が引退試合となった千葉ロッテ・岡田選手は3安打を放つ猛打賞の活躍で感動のラストを飾った。

試合は初回から動く。千葉ロッテ・土肥投手からグラシアル選手が右前打で出塁すると、続くデスパイネ選手が左翼席へ28号2ランを放り込み、前日に続き先制に成功。本塁打数12球団トップを誇る福岡ソフトバンクが、2対0とリードした。

幸先良く援護を受けた福岡ソフトバンクの先発・東浜投手は、2回裏に2死満塁のピンチを迎えるなど、走者を許しながらも後続を断って流れを渡さず。2回まで無失点に抑える。

すると、直後の3回表。グラシアル選手の二塁打などで1死2,3塁の好機を作ると、ここでデスパイネ選手に29号3ランが飛び出し、一挙に3得点。主砲の今季初となる2打席連続弾で福岡ソフトバンクがリードを5点に広げた。

攻撃の手を緩めない福岡ソフトバンクは4回表、西田選手の中前打と相手投手の暴投で無死2塁とすると、続く甲斐選手が右前へ適時打を放ち1点を追加。スコアを6対0とし、福岡ソフトバンクが試合を一方的な展開に。

5回表のマウンドには2番手・高野投手が上がり無失点で抑えると、その裏には「1番・中堅手」として先発出場した岡田選手が2016年10月4日以来734日ぶりの安打を放った。塁に出た岡田選手は盗塁を仕掛けるも、これを阻止されて得点にはつなげられず。

このままでは終われない千葉ロッテは6回裏。福岡ソフトバンクの2番手・嘉弥真投手から角中選手の四球と鈴木選手の右前打を放ち、1死1,3塁とすると、岡選手の犠飛で1点を返す。

第3打席で安打を放った岡田選手は、7回裏にも詰まらされながら安打を放ち、マルチ安打。引退試合で十分な結果を残す。そして最終回の攻撃で回ってきた打席では福岡ソフトバンクの5番手・森投手から安打を放ち、直後に盗塁を決め、最後の出番を終えた。

追い掛ける千葉ロッテは5回以降に登板した救援陣4人が踏ん張りを見せ、相手の流れを食い止めたものの打線が1得点止まりで、岡田選手の引退試合を白星で飾ることはできなかった。

福岡ソフトバンクが、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾り「パーソル CS パ」へ向けて、はずみをつけた。先発の東浜投手は自身5連勝で今季7勝目。昨季最多勝投手の意地を見せた。

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