根元の引退試合で2万5000人近い観衆も…「これだけのお客さんに来てもらって」
■福岡ソフトバンク 8-3 千葉ロッテ(7日・ZOZOマリン)
本拠地連敗阻止を託された千葉ロッテ二木康太投手が福岡ソフトバンク打線の餌食になった。千葉ロッテは7日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリン)に3-8で敗れ、本拠地12連敗。先発・二木は4回101球、6安打、8失点と炎上し、今季7敗目を喫した。
9月30日の福岡ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では1失点完投を果たしていた二木。今季4勝目を挙げ、来季へ明るい兆しを見せたが、この日は2回1死一塁から松田、グラシアルを連続して歩かせて満塁に。高田に138キロの速球を走者一掃の中越三塁打とされ、9番・高谷にはスクイズも決められた。
3回には松田に136キロの速球が真ん中に入って32号3ランを被弾。4回には上林に今季14本目の右中間三塁打を許し、明石には右翼線を破られ8点目を献上した。
今季は不調で5月1日から2か月以上ファームで調整。投球フォームを一から見直して、リリースまでの体重移動を修正してきた。その成果が表れ始めていた矢先の大量失点。根元の引退試合で、消化試合にも関わらず2万4532人のファンがつめかけたが「見ての通り。これだけのお客さんに来てもらって。残り4試合全力で戦うしかない」と井口監督も苦しげだった。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
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