10月6日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの一戦は、8対1で東北楽天が快勝。先発の則本投手は7回8奪三振1失点で9勝目。新人からの6年連続2桁勝利に王手をかけた。
東北楽天・則本投手と、今季9勝の千葉ロッテ・石川投手の先発で始まったこの試合。2回表、まず中村選手の適時打で千葉ロッテが先制するが、中盤、東北楽天打線が石川投手を捉えた。4回裏、島内選手が11号同点弾を放つと、ウィーラー選手が14号勝ち越しソロ。中軸の2者連続アーチで、東北楽天が2対1とリードを握る。
さらに6回裏、銀次選手の適時打で追加点を挙げると、7回裏、嶋選手、今江選手、田中選手の3連打でリードを広げ、石川投手をノックアウトした東北楽天。代わった松永投手からも島内選手が適時打を放ち、3番手・東條投手からはウィーラー選手がダメ押しの3ランをかっ飛ばす。この回一挙5得点を奪って8対1と大量リードとすると、則本投手はマウンドを降りた。
8対1で迎えた最終2イニングスは、高梨投手、宋投手がそれぞれ無失点に抑え、最後は一塁手・銀次選手の好プレーもあってゲームセット。投打がかみ合った東北楽天が、8対1で千葉ロッテに勝利し、本拠地最終戦で快勝を飾った。
先発した則本投手は、初回から得点圏に走者を背負う立ち上がりだったが、尻上がりに調子を上げ、6回には3者連続三振を奪う。最終的には7回107球、5安打8奪三振1失点の好投を披露すると、打線の援護にも恵まれて今季9勝目。186奪三振で5年連続の奪三振王獲得も確実なものとし、チームは1週間後の13日に最終戦を控えているため、新人からの6年連続2桁勝利に向けても望みをつないだ。
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