【MLB】大谷翔平を米野球専門誌が新人王に選出 「可能性の概念を打ち破った」

Full-Count

2018.10.5(金) 11:20

エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:AP)
エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:AP)

米国の権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が新人王に選出

 エンゼルスの大谷翔平投手が米国の権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」から2018年の新人王に選出された。メジャー1年目で二刀流を実現させたルーキーを「不可能と思われた期待に応え、世界最高峰のレベルで投手、打者として優れた成績を収めた」と最大級の評価を与えている。

 本家よりひとまず先に大谷が“新人王”を獲得した。打者として104試合に出場して326打数93安打22本塁打61打点、打率.285の好成績を残し、右肘のケガで投手としては10試合の登板にとどまったが4勝2敗、防御率3.31とメジャーリーグで二刀流旋風を巻き起こした。

 同誌では圧巻の活躍を見せた二刀流ルーキーを「2018年のMLB新人王:ショウヘイ・オオタニ」と見出しを付け新人王に選出している。

 記事では過去にエプラーGMが2013年に楽天・田中将大(現ヤンキース)を視察した時に日本ハムでルーキーイヤーを過ごしていた大谷にも注目していたことに言及。エプラーGMが「誰もが欲しがる能力を、全て兼ね備えているようだった。スカウトとして仕事してきたものなら、選手の才能を目にするのは、とにかく楽しいものだ。一人の選手が投打両面で才能を見せるのは、ユニークなこと。今までに見たことがないものだ」と当時を振り返っている様子を伝えている。

 また、メジャーリーグで圧巻の1年を過ごした大谷は打者としてポール・ゴールドシュミット、投手としては(防御率、9回あたりの平均奪三振数、WHIPで)ルイス・セベリーノ級の成績だったことに言及し「24歳のオオタニは、エンゼルスの新人として前例のないシーズンを送った。投打両面で優秀な活躍をし、現在の球界における可能性の概念を打ち破った」と称えている。

 そして「不可能と思われた期待に応え、世界最高峰のレベル(MLB)で投手、打者として優れた成績を収めたことから、オオタニはベースボール・アメリカにおける2018年の新人王である」と、文句なしでの選出だったことを伝えている。

(Full-Count編集部)

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