10月4日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの一戦は、最終回に守護神・増井投手が同点打を許したものの、4番・吉田正選手がフェンス直撃の一打を放ち、オリックスがサヨナラ勝利を収めた。

試合は両先発による投手戦となった。オリックス・榊原投手は6回まで8奪三振、無失点の好投を披露。一方の福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手も負けじと6回まで無失点投球。両チーム無得点のまま試合は終盤の攻防へ。

オリックスは7回表を澤田投手、山田投手のリレーでつなぐと、続く7回裏に3番・ロメロ選手が25号ソロを放って均衡を破る。8回表は回跨ぎで山田投手が無失点に抑え、9回表は守護神の増井投手が登板する。

しかし福岡ソフトバンクが土壇場で意地を見せ、1死1塁から7番・グラシアル選手が左中間を割る適時二塁打を放って同点に。代走・川島選手の好走塁もあり、福岡ソフトバンクが最後の最後で試合を振り出しに戻す。

あと一歩のところで追いつかれたオリックスは9回裏に打線が奮起。まずは先頭の福田選手が内野安打、続くロメロ選手が死球で出塁し無死1,2塁の好機を演出する。続く吉田正選手が初球の変化球を迷いなく降り抜き、右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ってゲームセット。6回までゼロ行進が続いた試合は2対1でオリックスがサヨナラ勝利を飾った。

オリックスは先発した榊原投手が6回無失点の好投。守護神・増井投手が9回表に同点に追い付かれるが、9回裏に吉田正選手に殊勲打が飛び出しサヨナラ勝利を飾った。敗れた福岡ソフトバンクは先発のバンデンハーク投手が7回1失点の好投。打線が土壇場で試合を振り出しに戻したが、3番手・加治屋選手がサヨナラ打を浴び、接戦を落とした。