初回の先制弾のあとは三振、三振、二ゴロに終わる
■福岡ソフトバンク 4-2 千葉ロッテ(2日・ヤフオクドーム)
2日、本拠地ヤフオクドームで行われた千葉ロッテ戦に「2番・左翼」でスタメン出場した福岡ソフトバンクの福田秀平外野手。初回にいきなり2試合連続となる先制のソロ本塁打を放ってお立ち台にも上がったが、試合後は反省ばかりが口を突いた。
実に鮮やかな先制弾だった。千葉ロッテ先発の種市篤暉が投じた初球のストレートを、ライナーで右翼ホームランテラス席に突き刺した。前日の代打本塁打に続く2打席連発の7号ソロだった。だが、その後の3打席は見逃し三振、空振り三振、二ゴロ。「あとの3つが悔しかった。本当にやられました」と唇を噛んだ。
「種市はフォークボールが良かったです。フォークを意識しているとまっすぐがきたり……。まっすぐをホームランにしたから、余計に考えてしまった。そんな思考ばかりが先にいって、鳥越さんに僕の性格を見透かされているようでした」と、かつて2軍監督として、コーチとしても指導してくれた千葉ロッテの鳥越裕介ヘッドコーチの存在を口にした。
「やっぱり集中力を保つことが大事。いつもは代打で1打席に集中できるんですけど、こうしてスタメンで使ってもらっても同じように集中できないとダメですね」と反省した福田。今後のクライマックスシリーズに向けて「僕は2010年にもベンチにいて、千葉ロッテの下剋上を体験しています。今度は僕たちが絶対に下克上してみせるという強い気持ちをもってやっていくだけです」と、改めて気合を入れ直していた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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