9月30日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の一戦。優勝へのマジックを「1」としてこの日の試合を迎えた埼玉西武が1対4で北海道日本ハムに敗戦。しかし、福岡ソフトバンクが千葉ロッテに敗れ、2008年以来10年ぶりとなるリーグ制覇を成し遂げた。試合後には祝勝会が行われ、約3000本のビールが泡と消え、多くの選手が楽しむ姿が見られたが、唯一加われなかった選手がいた。
ドラフト2位で四国IL・徳島から入団したルーキーの伊藤翔投手は1999年2月10日生まれの19歳。8月下旬にプロ初勝利から2試合連続で白星を挙げるなど、優勝に大いに貢献したがビールかけに未成年はNG。
「(祝勝会の間は)テントの外にいました。まだ20歳になっていないので。やりたかったです。CS、日本シリーズも(ビールかけはできないが)炭酸水をかけてもらいたい。ビハインドで投げる場面が多いので、攻撃のリズムを作る投球をして(平井投手、野田投手ら中継ぎ陣に)にいい形でバトンタッチできたらいい」と今後への活躍を誓った。
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