敗れた鷹のV逸決定。2年連続でのリーグ制覇はならず、短期決戦での下克上を狙う

パ・リーグ インサイト

2018.9.30(日) 21:12

千葉ロッテマリーンズ・二木康太投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・二木康太投手(C)PLM

9月30日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの一戦は、終始千葉ロッテが主導権を握り続ける展開に。負ければV逸というプレッシャーからか、福岡ソフトバンクは最後まで良さを見せることはなかった。

福岡ソフトバンクの大竹投手、千葉ロッテの二木投手がともに上々の立ち上がりを披露し序盤の3回まではスコアボードに0が刻まれ続ける。

試合が動いたのは4回表。先頭の3番・中村選手が7号ソロを放って1点を先取。さらに安打と2四球で無死満塁とし、7番・鈴木選手が中前への2点適時打。「僕らはもう一生懸命やるだけなので最後まで勝てるように頑張る」という気合十分の一打で千葉ロッテが合計3点を奪う。

千葉ロッテは8回表にも好機を生み出し、左殺しのスペシャリスト・嘉弥真投手から角中選手が適時打、代わった石川投手から岡選手が満塁弾を放って追加点を奪い、8対1とリードを広げる。

小林雅コーチの「最近はずっとこんな感じなんだけど、ここというところでミスが出ているのでそこに気を付けてほしい」との言葉通り、走者を出しながらも要所に注意して後続を断つ投球を展開した二木投手。9回108球、被安打4、与四球1、6奪三振、1失点の投球内容で約1カ月半ぶりの4勝目。自身の、そしてチームの連敗を止めた。

敗れた福岡ソフトバンクはこの敗戦でV逸が決定。2年連続でのリーグ制覇とはならなかったが、北海道日本ハムとの短期決戦を制し、再び埼玉西武との挑戦権を得てリベンジを果たしたい。

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