【MLB】エ軍史上初の新人王が大谷翔平受賞へ援護射撃「懐疑的な目が多い中で成し遂げた」

Full-Count 盆子原浩二

2018.9.29(土) 09:34

エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)
エンゼルス・大谷翔平※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

大谷とルースに比較に「いい選手は過去の偉大な選手と比較される」

 ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手と並び、ア・リーグ新人王の最有力候補に挙げられるエンゼルスの大谷翔平投手。もし受賞が叶えば、1961年の球団創設以来、ティム・サーモン(1993年)、マイク・トラウト(2012年)に続く3人目の快挙となる。現役時代は右翼手としてファンに愛されたサーモン氏は「Full-Count」の直撃取材に応じ、「僕はオオタニが新人王にふさわしいと思うよ」と太鼓判を押した。

 大谷が今季見せるパフォーマンスは球団3人目の新人王にふさわしいか質問されると「ふさわしい」と断言。「オオタニが打席でもマウンドでも成し遂げたことを見れば、考えるまでもなく彼が新人王。ヤンキースの選手もいいシーズンを送っているが、オオタニはオフから注目をされ、懐疑的な目が多い中で、これだけのことを化し遂げた」と、二刀流の活躍を称えた。

 ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流、という枕詞がついて回る大谷だが、サーモン氏はこれこそスターの証だと考えているようだ。

「いい選手は、過去の偉大な選手と比較されるものだ。トラウトもミッキー・マントルと比較されている。そして大谷は二刀流のベーブ・ルース。そう考えると(候補の)アンドゥハーはまだ誰とも比べられていないんじゃないかな」

 投打の二刀流という特殊性からどちらの成績も規定に達していないが、過去の偉大な選手と比較されるという「いい選手の条件」はクリアした模様。球団OBは大谷とルースの比較に新たな解釈を添えながら、かわいい後輩を猛プッシュした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

記事提供:Full-Count

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