3回に同点とされるも、粘って7回8安打3失点
■埼玉西武 – 福岡ソフトバンク(28日・メットライフ)
埼玉西武の菊池雄星投手が、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。28日の本拠地メットライフドームでの福岡ソフトバンク戦。先発すると、7回を8安打3失点。リードを奪った状況でリリーフ陣に後を託した。この試合まで対福岡ソフトバンク戦18試合で0勝13敗と未勝利が続いていた左腕だが、初勝利の権利を掴んだ。
魂のこもった投球だった。初回に3点の援護をもらった左腕。3回に福岡ソフトバンクの怒涛の反撃を受けて3点を失い、同点に追いつかれたものの、勝ち越しは許さず。その後も度々走者を背負いながらも、要所を締めて得点を与えなかった。
6回に中村の2ランで勝ち越しに成功。7回の福岡ソフトバンクの攻撃を3人で仕留めると、大きなガッツポーズを見せ、雄叫びをあげた。通算19度目の挑戦。優勝へ王手をかける一戦で、左腕に福岡ソフトバンク戦の初白星がつくだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
記事提供: