辻発彦監督、11連勝でM3について「全員野球で勝利できた」

パ・リーグ インサイト

2018.9.27(木) 23:07

埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM

9月27日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの一戦。劇的な逆転勝利をおさめ、優勝マジックを「3」とした埼玉西武。辻監督は試合後、以下のように試合を振り返った。

-今はどのような気持ちですか?
(辻監督)ここ数試合、終盤粘って勝ち越して、選手たちが最後まで粘ってくれていい形でした。

-福岡ソフトバンクを下し、チームは11連勝でマジック3です。
(辻監督)マジックがついていてもソフトバンクは本当に強くて、負けるチームではなかった。うちが勝ち続けるしかないという形でやってきた。(直接対決で)相手の結果を気にせずガチンコで勝負して、どんな形であれで勝ったのは大きい。

-試合後の選手たちはベンチで「やったー!」と言っていた。
(辻監督)ソフトバンクさんは優勝経験豊富な選手がいる中、うちの今の若い選手はこういう大舞台で、痺れるような場面でやってない。平井が(甲斐選手に逆転打を)打たれたりしたが、大きな経験となって大きくなってくれればいいな、と思うような試合でした。最後(8回裏)に粘りの四球、内野安打が出たところから「何かあるな」と思っていました。(9回表も)サンペイ(中村選手が1死1塁から併殺を取れる打球)のジャックルしたあたりから嫌な予感もしましたが、選手が大事な試合と思った中で全員野球で勝利できてよかった。

-引退表明の松井選手が代走で出場し、生還しました。
(辻監督)誰が帰ってきてもいいです(笑)。ファンからこれだけ松井に対して「よく頑張った」「ありがとう」と声援を受けて、代走で出た彼も感謝の気持ちがあったと思う。そういった中で勝利につながったのはいい仕事だったと思います。

-引退を発表した選手を代走起用するのはすごいことでは?
(辻監督)見渡したら稼頭央しかいなかった(笑)。あの年にしても打球判断、足の速さはそんなに衰えていない。

-逆転への布石を作った増田投手とマーティン投手の好救援は?
(辻監督)増田はここのところいい仕事をしている。力もだいぶ戻ってきた。1回1/3、しっかりクリーンアップを抑えて、見事な投球をして流れが来たと思います。

-ファンの声援はどのように感じた?
(辻監督)いつになく大きく感じた。秋山が打った瞬間に入ったと思ったが、鳥肌が立った。

-目が潤んだように見えたが?
それはライトがまぶしくて(笑)

-本拠地で胴上げの可能性が生まれた。
可能性ができた。負ければ(本拠地優勝が)なかったわけですから、明日は(菊地)雄星がやってくれるでしょう。

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