前回KOの大竹が3勝目「向かっていく中で冷静に投げていた」
福岡ソフトバンクは24日、本拠地で北海道日本ハムとの今季最終戦に1点差で勝利した。これで6連勝として、3位・北海道日本ハムとのゲーム差を「6」に広げた。
先発の大竹耕太郎投手が6回1/3を無失点に抑えて3勝目。打線は北海道日本ハムの先発・上沢直之投手の好投の前に14三振を喫しながらも、5回裏に訪れた唯一のチャンスで松田宣浩内野手が決勝の2ランを放った。
試合後の工藤公康監督は「先発もリリーフ陣もずっと、ここのところ頑張ってくれていますし、この連勝もしっかり抑えてくれて、バッターがいいところで打ってくれた。『ご苦労様』という気持ちと感謝しかありません」と、選手たちの働きを称えた。
また、大竹と松田という投打のヒーローについては「(大竹は)バッターに向かっていってましたし、ランナーを出しても落ち着いて投げていました。向かっていく気持ちはすごく感じましたが、その中でも冷静に投げてくれたんじゃないかと思います。松田君は、チャンスがない中で失投を逃さずによく打ってくれました。調子を落としたところはあると思いますが、打席の中の集中力、『あそこで何とか』という思いがあったからこそ出たホームランだと思います」と語った。
前日のマルティネス、この日の上沢と、北海道日本ハムの先発投手を打ち崩せなかったことはクライマックスシリーズに向けての課題となるが、それでも2連勝したことに変わりはない。指揮官の言葉通り、「まずは目の前の試合に勝つことだけを考えて」、福岡ソフトバンクはまた4試合のロードへと旅立つ。
記事提供: