“底辺レベル”のスタートから偉業達成。チームメイトが語る福浦和也選手の凄さ

パ・リーグ インサイト 岩下雄太

2018.9.24(月) 12:21

千葉ロッテマリーンズ・福浦和也選手※球団提供
千葉ロッテマリーンズ・福浦和也選手※球団提供

9月22日、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテ・福浦和也選手が通算2000本目となる安打を放った。第3打席までは無安打に終わっていたものの、8回裏の先頭として打席に立った第4打席で福浦選手らしい二塁打を放ち、30019人の大観衆の前での偉業達成となった。

福浦選手は1993年のドラフト7位で千葉ロッテに入団。同期入団の選手には小野晋吾二軍投手コーチ、大塚明一軍外野守備走塁コーチがいる。小野二軍投手コーチによると、入団時の福浦選手は体力がなかったという。

福浦選手は努力を積み重ねていき、1997年にプロ初安打をマークすると、2001年に首位打者、同年から6年連続で打率3割を記録し、球界を代表する“安打製造機"となった。

近年は代打を中心に活躍しているが、鈴木大地選手や加藤翔平選手などは福浦選手の“準備力"がとても勉強になっているという。コツコツと積み上げてきた安打はついに2000本に到達したが、千葉ロッテの選手・コーチは福浦選手の凄さについてどのように感じているのだろうか。

■小野晋吾二軍投手コーチ
「僕にしても福浦にしても、(入団した頃は)プロ野球選手として本当に底辺レベルの選手だったと思うんですよ。同じピッチャーとして入ってトレーニングを一緒にやっていたのですが、正直僕よりも体力はなかった。底辺レベルから偉業を成し遂げるところまでいったというところが、僕の中ではスゴいことだと思います」

■伊志嶺翔大(8年目/外野手)
「一番は準備ですかね。何事にも準備を怠らない方なので、そういうところは見て学びました。これからの野球人生、何事も結果が準備で決まるという気持ちで準備をしていきたいと思います」

■鈴木大地(7年目/内野手)
「練習に入る準備、練習内容、毎日変わらず同じ事をやっているというのはすごいと思います。技術もそうなんですけど、そういうのがあるからこそ長くやれていると思います。人望もスゴいですし、人柄も素晴らしいです」

■井上晴哉(5年目/内野手)
「バットコントロールがうまいのと、ミート力がある。そこがスゴイですよね。右と左でタイプは違うので参考にしかならないですけど、すごい方なので負けないように頑張ります」

■高濱卓也(11年目/内野手)
「野球の技術もすごいですけど、試合に入って行く準備だったり、普段から体のケアだったりがすごいなと思いますね」

■加藤翔平(6年目/外野手)
「毎日あの年齢で早く来て、夜遅くまで練習する。本当に妥協がない人。試合に出ていないときでも、色んな準備をしっかりされている方。僕の中では一番尊敬しています。個人的なことですけど、小3の時にプロ野球の試合を観に行ったのですが、そこで福浦さんがホームランを打ったのを見て、絵日記を書いた覚えがあります」

■三木亮(5年目/内野手)
「良い意味で変わらない。準備の内容もそうですし、ヒットを打ったり打てなかったりしても、スタンスが変わらない。そこはすごいなと思います。見習っていかないといけないかなと思います」

■香月一也(4年目/内野手)
「一番はバッティングです。ウエートトレーニングもそうですけど、言葉にしていうのは難しいですが、あの年齢でバッティングもウエートもすごい。全ての面で尊敬しています」

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パ・リーグ インサイト 岩下雄太

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