グラシアルの連日弾に「いい集中力を持ってくれている」
福岡ソフトバンクは23日、3位の北海道日本ハムに2-0で競り勝った。両チームのゲーム差はこれで「5」に広がった。
先発のミランダが6回2/3をわずか1安打に抑え、無失点で4勝目をマークした。打ってはグラシアルの2試合連続のソロ弾が試合の均衡を破った。前日のデスパイネとグラシアルの本塁打競演に続き、この日もキューバ出身助っ人が大活躍だ。
工藤公康監督はミランダについて「自分のピッチングというか、変な力みもなく落ち着いて投げていたと思います」といい、グラシアルの一発についても「0-0という中でしっかり逆方向に打ってくれました。チームに勇気を与えたし、ベンチを明るくしてくれました」と称賛。さらに「慣れてきたから打てるわけじゃない。いい集中力を持ってくれている」と助っ人の対応能力に目を細めた。
チームは埼玉西武との首位決戦3連敗の後5連勝。6月の沖縄から始まった北海道日本ハム戦の連敗は一時7まで伸びたが、8月12日以降は6連勝となった。ゲーム差も「5」に広がり、2位の座をキープするにあたっては大きな1勝だ。
それでも指揮官は「(北海道日本ハムとは)いい戦いができていると思います。ただ、相手がどこであっても負けられないですし、今日が終わればまた明日。どのチームというよりも、どこにも負けられないんです」と、リーグの頂点だけを見つめていた。
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