石川が勝った次の登板は今季7勝無敗「それはいい流れ」
福岡ソフトバンクの千賀滉大投手が22日、本拠地でのオリックス戦に先発する。ここまで石川柊太が勝った次の登板では千賀が勝つというジンクスもあり、7日に黒星を喫した猛牛打線にリベンジしたいところだ。
7日のオリックス戦(ヤフオクドーム)では8回を3ラン一発による3失点に抑えながらも、打線の援護に恵まれず黒星を喫した。15日の西武戦も含めて2連敗中だが、千賀は「前回も感じ自体はめちゃくちゃ悪かったわけじゃない」と言い、「流れに乗れるように頑張るだけ。それだけです」と、3連勝中のチームの勢いを借りて12勝目を目指していく。
その3連勝の間には、石川柊太が2勝を積み上げて13勝とした。ここまでチーム内で白星を競い合ってきたが、千賀は自嘲気味に笑いながら「もう追いつけないです」。しかし、ここまで石川が白星を挙げた次の登板では7勝無敗と、不思議な白星連動ジンクスもある。「それはいい流れだと思いますが、今回は2勝しましたからね。(ジンクス効果が)2倍になるのか、逆になるのか……。とにかくいいピッチングをしたいです」と気合いを込めた。
前回は首位決戦の第1戦を任されながら5回をもたずに7失点。気合いが空回りした形となったが、工藤公康監督は「力が入るのも仕方ないし、それが裏目に出ることだってある。緊張もするし、『負けられない』という思いが変な力みになることはあるよ。でも、そういう思いは常に持ってやってほしい」と語る。千賀は今回の登板は「冷静にというか、いつも通りのモチベーションでいきます」としたが、『負けられない』という思いだけは、しっかりと胸に刻んでいるはずだ。
記事提供: