【試合戦評】両軍合計6本塁打の空中戦。福岡ソフトバンクが4発で下し、カード勝ち越しを決める

パ・リーグ インサイト

2017.8.3(木) 00:00

昨夜の試合では先発・バンデンハーク投手の8回1失点の好投と2本塁打を含む効果的な攻撃で試合を制し、首位に浮上した福岡ソフトバンク。カード勝ち越しを狙い、今日の先発マウンドには現在10勝を挙げパ・リーグ最多タイの勝利数を誇る、東浜投手が上がる。持ち味のテンポの良い投球で、チームに勝利を呼び込みたい。対するオリックスの先発は山崎福投手だ。本拠地・京セラドーム大阪での今季の防御率が0.87と相性の良さを見せており、今日も好投が期待される。

試合は初回から動く。先頭の今宮選手が中安打で出塁すると、続く川島選手の犠打で1死2塁の好機を演出。2死2塁となるも4番・柳田選手が甘く入ったスライダーを右翼席中段まで運ぶ26号2ランを放ち、幸先良く先制に成功。さらに、続く5番・デスパイネ選手にも右翼席に飛び込む23号ソロが飛び出し、福岡ソフトバンクが3点を先取する。

初回から3点を先制されたオリックスは1回裏、先頭の吉田正選手が144キロの直球を持ち味のフルスイングで右翼席上段まで運ぶ4号ソロを放ち、すぐさま1点を返す。

1点を返された福岡ソフトバンクだがすぐさま攻勢に出る。2回表、先頭の7番・塚田選手が左翼席に飛び込む1号ソロを放ち、1点を追加。さらに5回表には、先頭の真砂選手に「打った球を覚えていないくらい興奮しました。プロ初ヒット、初ホームランなので素直にうれしい」と振り返る一打が右翼席に飛び込み、5対1とリードを4点に広げる。

東浜投手が7回途中までを1失点に抑える投球を見せ、初回以降は無得点に抑えられていたオリックス打線。しかし、8回裏に福岡ソフトバンクの3番手・森投手からマレーロ選手が左安打で出塁し1死1塁とすると、続く6番・中島選手が右翼席に運ぶ6号2ランを放ち、2点差に迫る。

しかし9回裏に福岡ソフトバンクの守護神・サファテ投手がオリックス打線を3者凡退に抑えて試合終了。両軍合わせて6本塁打が飛び出した空中戦を福岡ソフトバンクが制し、カード勝ち越しを決めた。一方のオリックスは、先発の山崎福投手が4本塁打を浴びるなど5失点を喫し、試合を作ることができなかった。

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