大竹に熱血指導「引き出しの使い方というところ」
札幌から戻ったばかりの福岡ソフトバンク工藤公康監督が21日、ヤフオクドームで行われた先発投手陣の練習を見守った。
大事な首位決戦で3連敗を喫したものの、その後は柳田悠岐、今宮健太を欠きながら3連勝。約2週間におよぶ8試合の長期ロードを5勝3敗で終えて、ようやくヤフオクドームに戻ってきた。
工藤監督は「(選手を)頼もしく思います。1つも負けられないという気持ちをみんなが共有してここまで来ている。どんな時でも諦めないというところが試合に出ていると思います」と、3連敗後の連勝を振り返った。
この日は、大竹耕太郎がヤフオクドームのマウンドで投球練習。22日に先発する千賀滉大も最後に久々のホームのマウンドの感触を確かめた。「いいことですね。フィーリングを確かめようとしたんでしょうが、パッと見て近く感じるか遠く感じるかは大事。僕も現役の頃は近く感じれば調子が良かったですから」と語った。
また、投球練習を終えた大竹には身振り手振りで熱血指導。指揮官は「本人のやり方を変えるのではなく、引き出しの使い方というところです」と具体的なことは語らなかったが、序盤でKOされた前回登板からの立ち直りを願う気持ちがしっかりと表れていた。
22日からは久々にホームでの3連戦。オリックスと1試合、北海道日本ハムと2試合という変則日程だが「福岡のファンの前でいいゲームを、しっかりと思いを伝えられるゲームをしたい」と熱く語っていた。
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