【試合戦評】先発・バンデンハーク投手が13奪三振の快投。福岡ソフトバンクが単独首位に返り咲き

パ・リーグ インサイト

2017.8.2(水) 00:00

昨夜の試合では5時間を超える熱戦を繰り広げた両チーム。4番の一振りで試合を決めたオリックスの今日の先発は、自身3連敗中の松葉投手。昨夜の勢いに乗り自身の連敗ストップ、そしてチームの連勝に導く投球を披露したい。対する福岡ソフトバンクは9回に追い付いたものの、守護神・サファテ投手が痛恨の一発を浴びて惜しくも敗戦となった。今日はバンデンハーク投手がマウンドに上がる。昨夜の嫌な流れを払拭し、首位再奪還に向け何としても勝利が欲しい。

試合は初回から動く。1死1塁から3番・松田選手が安打を放ち1死1,3塁と好機を作ると、4番・柳田選手の犠飛で福岡ソフトバンクが幸先良く1点を先制する。しかし、直後の1回裏にオリックスの1番・吉田正選手が二塁打で出塁し、2番・西野選手が犠打を決めて1死3塁に。この好機で3番・中島選手が犠飛を放って同点。オリックスがすぐさま追い付き、試合を振り出しに戻す。

4回表、先頭の松田選手が右中間へ勝ち越しの16号ソロを放ち、粘り強い投球を続けているバンデンハーク投手を援護する。続く5回表には、先頭の塚田選手が二塁打で出塁し、8番・上林選手の内野ゴロの間に進塁し1死3塁。ここで9番・高谷選手が犠飛を放ち、福岡ソフトバンクが3対1とリードを広げる。

6回、7回はともに無得点に終わり、再び試合が動いたのは8回表。先頭の今宮選手が四球で出塁し、2死から4番・柳田選手が右翼席に25号2ラン。主砲の豪快な一撃で5対1と突き放す。

援護を受けたバンデンハーク投手は8回裏に圧巻の3者連続三振を奪うなど、8回119球を投げ、被安打5、奪三振13、失点1の快投。9回はモイネロ投手がしっかりと無失点に封じてそのまま5対1で勝利。首位・楽天が敗れたため、福岡ソフトバンクが見事首位に返り咲いた。対するオリックスは初回に得点を奪ったものの、2回以降は本塁が遠く、わずか6安打、1得点に抑えられてしまった。

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