3位・北海道日本ハムは首位・埼玉西武と9.5差、2位・福岡ソフトバンクとは3差
■北海道日本ハム-福岡ソフトバンク(20日・札幌ドーム)
北海道日本ハムの栗山英樹監督が20日、本拠地での福岡ソフトバンク戦前に「俺はまだ諦めていないぞ」と力強く語った。
前夜メットライフで首位・埼玉西武と戦ったチームは2連敗を喫し、この日午前の便で帰札した。ハードな7連戦の最後は移動ゲーム。優勝マジック9が点灯している埼玉西武とは9.5ゲーム差、2位の福岡ソフトバンクとも3ゲーム差が開いた状況だが、指揮官の表情は沈んでなどいなかった。
「例年(9月)20日を過ぎると、(シーズンの)方向性が出る時期。でも、まだ諦めていない。手を打っても変わることと、変わらないことがあるけれど、それを整理して、手を打ち尽くしていく」。諦めないという言葉を何度も使って、奇跡の逆転優勝へ執念を燃やした。
先発として送り出すのは、今季開幕投手に指名したロドリゲス投手。今季はファーム暮らしが長かったが、シーズン終盤になって、日本の野球に適応。前回登板した14日オリックス戦では6回3安打1失点で今季2勝目を挙げた。
「中5日で行ってみるよ。相手が初めて見る形の中で、楽しみにしている」と指揮官。動くボールを持ち味にする右腕をまだ対戦していない福岡ソフトバンクに敢えてぶつけた。「悪ければ、次のピッチャーが行く。今の時期は、今日のことだけ考えないといけない。明日は明日の風が吹く」とこの日の福岡ソフトバンク戦に全力を尽くす。
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