9月18日、雨の中で行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの一戦は、試合終盤に逆転に成功した福岡ソフトバンクが、4対2で千葉ロッテに勝利。前カードからの連敗を3で止めた。
先制点を奪ったのは千葉ロッテだった。2回裏、先頭の井上選手が福岡ソフトバンク先発・東浜投手の初球を捉えて、第21号ソロ。5試合ぶりとなる4番の一発が、4連敗中のチームに頼もしい先制点をもたらす。さらに4回裏には、鈴木選手の適時打で2対0。千葉ロッテがリードを広げる。
援護をもらった千葉ロッテ先発・有吉投手は走者を出しながらも、6回まで3安打無失点の快投。千葉ロッテ2点リードで、試合は終盤に突入していった。
しかし7回表、ここまで有吉投手を攻めあぐねていた福岡ソフトバンクが反撃に転じる。長谷川勇選手の四球、高田選手の二塁打で2死2,3塁と一打同点の好機を作ると、代打・福田選手が値千金の2点適時打。福岡ソフトバンクが土壇場で2対2の同点に追いついた。
ただ、8回裏の開始前に雨足が強くなり、試合は一時中断。再開後、福岡ソフトバンク3番手の加治屋投手が8回裏の千葉ロッテの攻撃を3人で終わらせると、直後の9回表、1死満塁の絶好機で代打・川島選手が勝ち越しの犠飛。続く牧原選手の適時二塁打でも追加点を挙げ、福岡ソフトバンクが最終回に2点のリードを奪った。
2点リードの9回裏、福岡ソフトバンクは守護神・森投手をマウンドに送る。千葉ロッテは先頭の中村選手が安打で出塁すると、1死後、角中選手の打球は右中間フェンスを直撃。しかし、中村選手が二塁を回ったところで急停止。二塁を狙っていた角中選手は一,二塁間に挟まれアウトとなると、その間に三塁を狙った中村選手もアウト。まさかのダブルプレーでゲームセットとなり、福岡ソフトバンクが4対2で勝利。連敗を3で止めた。
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