イースタンリーグ埼玉西武戦後に8度、胴上げされる
今季限りでの現役引退を表明した横浜DeNAの後藤武敏内野手。中日の松坂大輔投手と同じ横浜高校から法政大を経て、松坂と同じ西武に入団。その後、2012年に横浜DeNAに移籍したものの、“松坂世代"の1人として16年間、プロ野球界を盛り上げてきた。
その後藤に17日、思いがけないサプライズが待っていた。西武第二球場で行われた、この日のイースタン・リーグ埼玉西武戦後での出来事だった。
試合が終わると、横浜DeNAベンチへ同じ“松坂世代"で西武時代のチームメートだった赤田将吾2軍打撃兼外野守備走塁コーチが歩み寄る。ベンチの後藤の肩を抱き抱えてグラウンドへと誘導した。
その後、こちらも“松坂世代"の1人である上本達之ブルペン捕手とがっちりと抱擁。この時点で後藤は涙で瞳を潤ませ、くしゃくしゃの表情になっていた。さらに、マウンドと本塁の間に出来た埼玉西武の選手、スタッフの輪に大きな拍手で迎えられ、かつてのチームメートたちの手によって胴上げされ、8度宙を舞った。
胴上げの後には、試合観戦に訪れていたファンからも大きな拍手を送られた後藤。目頭を押さえ、瞳を真っ赤に潤ませながら、最後は赤田コーチ、上本ブルペン捕手と同級生3人で記念撮影を行っていた。
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