劣勢評価を覆し、獅子が鷹に3連勝。10年ぶりの歓喜へ、優勝マジック「11」

パ・リーグ インサイト

2018.9.17(月) 16:35

埼玉西武ライオンズ(C)PLM
埼玉西武ライオンズ(C)PLM

9月17日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの今カード最終戦は、投打の歯車が完全にかみ合った埼玉西武が、8対1で福岡ソフトバンクに勝利。優勝マジック「11」を点灯させた。

試合は今日も初回から埼玉西武が攻勢に出た。1回裏、福岡ソフトバンク・ミランダ投手の制球が乱れ、1死満塁の好機を演出する。ここで5番・栗山選手が放った打球は、バックスクリーンへ飛び込む満塁弾となり、まずは埼玉西武が4点のリードを握る。しかし続く2回表、上林選手の21号ソロで福岡ソフトバンクもすぐさま1点を返す。

1回裏に今宮選手が故障でまさかの交代となった福岡ソフトバンク。一方の埼玉西武も3回表、ウルフ投手の足に打球が直撃し、緊急降板。2番手・武隈投手がマウンドに上がる。カード最終戦は、序盤から2人の選手が交代する波乱の展開となった。

反撃に出たい福岡ソフトバンクは3回表に1死1,2塁、4回表にも1死満塁と好機を作るも、いずれも併殺で点差を縮めることができなかった。一方の埼玉西武打線も、2回以降は追加点を奪うことができず、試合は4対1のまま後半戦に突入した。

先発が早い段階での降板となった埼玉西武だったが、中盤を武隈投手と増田投手、小川投手の3人で無得点に抑えると、打線も再び援護に出る。7回裏、中村選手が右翼席に26号3ランを叩き込み、リードを一気に6点に広げた。

完全に主導権を握った埼玉西武は、8回裏にも浅村選手の犠飛で1点を追加。終わってみれば大量8点を奪った埼玉西武が、8対1で福岡ソフトバンクに快勝した。

勝利した埼玉西武は、打線はもちろんのことながら、緊急事態に見事に対応した救援陣の存在も非常に大きかった。明日からの3位・北海道日本ハム戦でも、集中力を維持したいところだ。敗れた福岡ソフトバンクは、再三の好機を生かすことができなかった。

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