オリックス戦の9回に犠飛を放ち、通算4度目の100打点に到達
北海道日本ハムの中田翔内野手が16日の本拠地オリックス戦で今季100打点目を挙げた。
5点を追う9回、仲間が3連打で作ってくれた無死満塁の絶好機に打席に立った中田。昨季まで同僚だったオリックスのクローザー・増井の初球151キロの直球は空振りとなったが、2球目の直球を捉えたライナーがセンター正面への犠飛となった。
2年ぶり4度目の100打点到達にも試合後は「それはどうでもいいです」と厳しい表情だった中田。北海道胆振東部地震被災後初めて本拠地で行われた連戦で1勝した後に2連敗。道民を勇気づける使命を背負い、逆転優勝へ望みをつなぐ大事な試合で思うような試合運びができず、もどかしい思いが募った。
「みんな全力で戦っていることは確か。今、チームとして正直きつい感じだけど、やるしかない。ボロ負けになって、自分たちが一番悔しいし、ファンの人も悔しがっている。勝って喜ばせたい。そのためにグラウンドに立っているし、喜ばせられないなら意味がない。こういう負けが続くと暗くなるけど、切り替えてやるしかない」
地震で4日間試合が空いたことによる影響を問われると「関係ないと思うし、理由にしたくない。ただの負け」と完全否定した。残り18試合。勝利のため、道民のために、死力を尽くす。
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