シーバー、エカーズリー、グッデン、ペティットに続く偉大な記録
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)の本拠地ブルージェイズ戦に先発し、6回4安打8奪三振2四球無失点と好投。自身3連勝を飾り、今季12勝目(5敗)を挙げた。
田中はメジャーデビューから5年連続12勝以上を達成。1950年以降で5人目の記録となり、地元メディアから「スーパーヒロ」と称賛されている。ヤンキースは11-0で大勝した。
ポストシーズンが近づくほどに調子を上げる田中。この日も8三振を奪う圧巻の投球で、チームの連敗を「2」で止めた。
2014年に東北楽天からヤンキースに移籍した田中は、デビューイヤーから先発ローテーションの柱として、ピンストライプの名門で安定した働きを見せている。14年は13勝(5敗)、15年は12勝(7敗)、16年は14勝(4敗)、昨季は13勝(12敗)を挙げてきた。
ヤンキース専門テレビ局「YESネットワーク」の公式ツイッターは、この日の1勝で田中が偉大な名投手4人に並んだことを伝えた。「MLB初年度から5年連続で12勝以上を挙げた投手」として、1950年以降でこの記録を達成した投手を紹介している。
サイ・ヤング賞3度で米国野球殿堂入りを果たしているトム・シーバー、メジャー通算197勝390セーブで殿堂入りのデニス・エカーズリー、メジャー通算194勝のドワイト・グッデン、ヤンキースの先輩でメジャー通算256勝のアンディ・ペティット。田中は名投手たちに続いて大記録を打ち立てた。
イエスでは試合の中継でも田中の名前「MASAHIRO」と英雄(Hero)にちなんで「スーパーヒロ」と称賛し、日本人右腕の後半戦の無双ぶりを紹介していた。過去20イニングで無失点という死角ゼロの田中。大舞台にめっぽう強い男は、プレーオフに完璧な状態で仕上げている。
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