8月11日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第17回戦は、5対4で埼玉西武がサヨナラ勝利を手にした。
埼玉西武の先発・渡邉勇太朗投手は初回、2死3塁から黒川史陽選手の適時打で先制を許す。3回表には宗山塁選手の二塁打で1死2塁も、滝澤夏央選手の好守備に助けられ無失点。4回表も2死満塁のピンチを招きながら抑えたが、5回表に中島大輔選手の3号ソロを浴び、5回7安打2四球3奪三振2失点でマウンドを降りた。
打線は4回まで1安打と相手先発・岸孝之投手に苦戦するが、5回裏に先頭・デービス選手の2号ソロ、続く外崎修汰選手の4号ソロで同点に追い付く。しかし、6回表に2番手・ウィンゲンター投手が武藤敦貴選手の適時二塁打を浴び勝ち越されると、8回表にも4番手・甲斐野央投手が辰己涼介選手の6号ソロを浴びて再び2点差に。9回表は黒木優太投手が抑え、反撃に備える。
9回裏には1死から2者連続四球と外崎選手の安打で満塁とすると、古賀悠斗選手の押し出し四球と山村崇嘉選手の犠飛で同点に。試合は延長戦に入り、10回表は平良海馬投手が無失点。10回裏には2死満塁から外崎選手がレフトへ適時打を放ち、サヨナラで試合終了。
5対4で勝利した埼玉西武は、6番手の平良海馬投手が今季3勝目。打線では外崎選手が本塁打とサヨナラ打を含む3安打2打点をマーク。13カードぶりの勝ち越しをつかんだ。
敗れた東北楽天の先発・岸孝之投手は5.2回6安打2四球3奪三振2失点の内容。打っては中島選手と辰己選手がともに一発を含む2安打1打点をマークするなど計12安打も、4得点とあと一押しできず。9回、10回と投げた則本昂大投手、鈴木翔天投手が誤算だった。
12345678910 計
楽 1000110100 4
西 0000200021X 5
楽 岸孝之-西垣雅矢-藤平尚真-西口直人-則本昂大-●鈴木翔天
西 渡邉勇太朗-ウィンゲンター-山田陽翔-甲斐野央-黒木優太-○平良海馬
文・根本葵
外崎修汰がサヨナラタイムリー! 埼玉西武が13カードぶり勝ち越し
パ・リーグ インサイト
2025.8.11(月) 21:08
