様々な角度のデータから野球を丸裸に。パ・リーグがデータ分析をテーマにしたハッカソンを開催

パ・リーグ インサイト

2018.9.13(木) 12:16

(C)PLM
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来る9月15日、渋谷区宇田川町にあるTECH PLAY SHIBUYAにて、「ベースボール×データ ハッカソン」プレイベントが開催される。この催しはパ・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルホールディングスと、パシフィックリーグマーケティング株式会社の共催により行われ、9月15日のプレイベントを経て、10月6日、7日には2日間に渡ってデータ分析・分析発表で各グループが競い合う予定だ。

パ・リーグではこれまでにも“パ・リーグをあそびつくそう!”というテーマで「パッカソン」が行われたことがあるが、データ分析に対象を絞って行われるのは今回が初となる。開催を目前に控え、モデレーターを務める鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社)はデータ分析の魅力などについて次のように語った。

■数字の持つ魅力、データ分析の魅力とは

鹿内氏「データは、多くの場合、縦横に数値が並んだ『行列(Matrix)』になっているのですが、よく見ていくと様々なデータの構造(カタチ)が現れてきます」

「異なるデータなのに、共通するカタチを見つけられるのも面白いですね。野球のデータにも、共通するカタチがあるか? それとも、特有のカタチなのか、興味深いところです」

■データ分析を行うことで見えてくるもの

鹿内氏「野球選手のパフォーマンスをデータ化したベースボール・オペレーション(BO)データからは、チームの勝利に貢献した選手が見えてきます。それは、人が見ている印象とは異なる可能性も大きいです」

「さらに言えば、選手やチームの調子の波なども見えてきて、次の試合の勝敗や活躍する選手を予測できるかもしれません。審判との相性や、球場との相性など、様々な関係性が見えてくると面白いですよね」

■今回の野球×データ分析を行うことのメリット、楽しみ方

鹿内氏「今回、パシフィックリーグマーケティング株式会社さん、株式会社DELTAさんのご協力で、2つのデータを用意できました」
「1つが野球選手のパフォーマンスであるBOデータ。もう1つが、試合観戦やグッズ購買などの野球ファンのマーケティングデータです。BOデータとマーケティングデータの両方を扱える貴重な機会です」

「2つのデータのカタチを見つけだし、2つのカタチの関係性を見つけてほしいです」

「今回のハッカソンでは、野球には詳しくない人を歓迎しています。ルールを知らなくても、分析はできますからね。ぜひ挑戦してみてください」


現代のプロ野球はデータなしでは語れない。プレー以前にデータ分析が勝敗を分けると言っても良いだろう。これはスポーツビジネスにおいても同様で、今回のイベントを通してデータ分析の魅力や、重要性に触れることができるはずだ。9月15日のプレイベントの参加応募は締め切っているものの、10月6日(土)、7日(日)のハッカソン当日の応募は特設ページにて現在も受付中だ。

【イベント概要】

<開催日程>
・プレイベント 9月15日(土)14:00~15:30
※すでに応募は締め切り
<ゲスト>
・川井貴志氏(株式会社DELTA) 元東北楽天投手
・市川博久氏(株式会社DELTA) 協力アナリスト
・鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社) モデレーター

・ハッカソンDay1 10月6日(土)10:00~19:00
・ハッカソンDay2 10月7日(日)10:00~19:00
※応募締め切りは2018年9月28日(金)18:00
<ゲスト>
・大曽根圭輔氏(株式会社Gunosy) データ分析部マネージャ
・市川博久氏(株式会社DELTA) 協力アナリスト
・鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社) モデレーター

<会場>
いずれの日程もTECH PLAY SHIBUYAで開催
住所:東京都渋谷区宇田川町20-17NMF渋谷公園通りビル 8F

<詳細・応募フォーム>
イベント詳細ページ

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