9月12日、東北楽天と福岡ソフトバンクの今季最終戦が楽天生命パーク宮城で行われる。すでに福岡ソフトバンク戦の負け越しが確定しているが、本拠地で最後に一矢を報いたい東北楽天と、まだまだ気の抜けない戦いが続く福岡ソフトバンク。そんな両チームの一戦の見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
東北楽天→9勝15敗、福岡ソフトバンク→15勝9敗
【東北楽天】辛島投手 20試合、4勝8敗 104回、91奪三振、45失点 防御率3.72
【福岡ソフトバンク】武田投手 22試合、3勝9敗 108.1回、80奪三振、59失点 防御率4.49
東北楽天の先発は辛島投手だ。前回登板、5日のオリックス戦では4回6失点と安定感を欠く投球だったが、本拠地・楽天生命パークでは9試合で防御率2.68と安定している。仙台のファンの後押しを受け、5勝目を狙う。
11日の福岡ソフトバンク戦では5安打に抑えられ、得点も敵失による1点のみに終わった東北楽天打線。1番・田中選手を筆頭に上位打線の出塁率は軒並み.300を上回っているだけに、つながりのある攻撃が勝利への絶対条件であると言えるだろう。
福岡ソフトバンクは武田投手が8月23日以来となる先発。ここまでリーグトップタイの3完封を記録しながら9敗を喫するなど、好不調の波が極端な右腕。中継ぎへの配置転換で培った経験を、先発マウンドで生かすことができるか注目だ。
福岡ソフトバンク打線では、今宮選手に注目だ。11日の試合では、先制の11号2ランを含む2安打に加え、犠打、犠飛でもチームの勝利に大きく貢献した。9月は8試合中7試合で安打を放つなど好調を維持しているだけに、12日も打線の歯車としての活躍に期待したい。
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