9月9日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスのカード最終戦は、バンデンハーク投手が7回無失点の好投を見せ、福岡ソフトバンクが1対0で勝利した。
序盤は両先発による投手戦が展開された。福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手は、150キロを超える直球を軸に、オリックス打線をわずか1安打に抑える好投を披露。これを援護したい打線は、1回裏、2回裏と立て続けに好機を演出するも、ここはオリックス・西投手が粘りを見せて無得点で切り抜けた。
以降も両投手によってスコアボードに0が並べられたが、5回裏にとうとう試合が動いた。四球などで2死2塁とすると、2番・今宮選手が左前へ待望の適時打。中盤に福岡ソフトバンクが1点を先制する。
反撃に出たいオリックスは7回表、ロメロ選手、吉田正選手の連打で1死2,3塁と、一打逆転の絶好機を作る。しかし、この場面でバンデンハーク投手がさらに一段階ギアを上げ、剛速球でオリックス打線を無得点にねじ伏せた。
終盤の2イニングスは、福岡ソフトバンクが勝利の方程式を投入。8回表を加治屋投手が無失点で抑えると、9回表は守護神・森投手が先頭に安打を許しながらも無失点で抑えてゲームセット。見事に1点のリードを守り切り、福岡ソフトバンクが1対0でカード勝ち越しを決めた。
勝利した福岡ソフトバンクは、バンデンハーク投手が7回、被安打3、無四球、6奪三振、無失点の完ぺきな投球内容。若田部コーチの「とばしていってほしい」との言葉通り、最速157キロの剛速球を軸に、自身2度目の2桁勝利となる10勝目をつかみ取った。一方、敗れたオリックスは7回1失点の好投を見せた西投手を、打線が援護できなかった。
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