当時の登場曲も流れ「鳥肌が立ちました」
ホークスの球団創設80周年を記念して開催してきたレジェンドデー。最後の第5回のゲストは平成の3冠王・松中信彦氏だ。松中氏はホテルでのトークショーを終えた後、多くの観客が見守る中で新垣渚氏との1打席勝負に挑んだ。
松中氏は、福岡ダイエーから福岡ソフトバンクの時代にかけて、九州での常勝期を作り上げてきた戦士の1人。3冠王だけでなく、3年連続120打点超えという記録は今も破られていない。
そんなレジェンドをゲストに迎えて企画されたのが、かつてのチームメート・新垣渚氏との1打席対決だ。それぞれ背番号「3」と「18」の80周年記念ユニフォームを着てグラウンドに登場すると、すぐさま真剣勝負。最初は四球となったが、新垣氏が「もう1頂!」のリクエスト。結局、10球目の132キロをセンターフライという結果に終わった。
対決を終えた松中氏は「不甲斐ない5打席連続三振以来の打席。登場曲も流していただいて鳥肌が立ちました。こういう機会を与えてくださった球団関係者のみなさんに本当に感謝したいですね」と感慨深げ。
1打席対決の結果については「禁酒までして準備してきましたが、そんなに甘くなかったですね。渚の球が速すぎました」と苦笑いをしながら「詰まったけどゴロじゃなくてフライになってよかったです。(スタンドから)『お~』という声も聞こえましたし」と語った。
最後は「11.5差からここまできた。まだまだチャンスはあります。西武の方がプレッシャーを感じているはずなので、もっとプレッシャーをかけていってほしいですね」と後輩の現役選手たちにエールを送った。
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